私は、今ある技術を習得中です。

その技術は、例えれば、そばの出汁の取り方のような感じでしょうか。

あっちを立てれば、こっちが立たずのバランスの上に成り立っています。


このように、そばの出汁は、一定の品質を保つためには、いろいろと工夫する必要があります。

一般には、出汁は鰹節と昆布でとりますが、

その品質も季節によってまちまちです。


そして、出汁が出る条件も、気温などによって影響されます。

だから、良い出汁をとるにしてもいろいろな要素があります。


私もその技術についていろいろと質問してみたのですが、

そうすれば、このようなディメリットがあるだろうという答えが即座に帰ってきます。

このディメリットについては私も想像できる範囲です。


では、どうしたらよいかというと、いろいろな条件があるから。。。といって歯切れが悪いです。

確かにそばの出汁のように、いろいろな条件があるのは分かっています。


このような答えが返ってくるのは、条件の中の優先順位が分かっていないからです。

この条件がおおきく影響する、または、この条件の影響は小さいということが分かっていないから

明確に説明できないのです。


社会には、このようなことって本当に多いですね。

そして、結論は、「分からない」ということになってしまいます。

そうすると、試行錯誤は無駄、だから言われたことに従えということになってしまいます。



指導者は、試行錯誤をしなかったのか、それとも試行錯誤をしてほしくないのでしょうか

 

世の中、人には成長してほしくないということも在ると思います。