今日は長年愛聴し、私自身の音楽作りの参考にもさせていただいている
(よくパクっている)大滝詠一及びナイアガラに関するお話を書きます。
小学校の頃から大好きだった「あのねのね」のライブ盤の中に、
「台風3号の唄」というのがあります。大して面白くない歌です。
ある日近所のレコード屋で、何気なくシングルをあさっていたら、
「台風13号」というタイトルのレコードがありました。
「あのねのねのカヴァーかな?」と思い、買って聴いたら、
全然違う歌でガッカリしました。まだ小6だったかな?小5かな?
コレが私が覚えている、一番古い、大滝詠一との出逢いでした(笑)。
そのシングルはつまり、大滝詠一が作曲とプロデュースをして、
後に私がFC会長になった布谷文夫さんが歌ったシングルだったんです。
そこから話は一気に高校3年生へと飛びます。その頃の私は、
前回書いた通りビートルズにめちゃくちゃハマっており、
(あのねのねがライブ盤で「ビートルズ・メドレー」を
やっていたのも、関係あるかも知れません???)
コンプリート・ビートルズ・ファン・クラブのスタッフを
していました。荻窪と阿佐ヶ谷の丁度真ん中に事務所があり、
放課後になると毎日の様に、事務所に通っていました。
雑用と雑談、そして会報等への原稿書きの毎日でしたが、その部屋で
毎日の様に流れていた音楽が、山下達郎、そして、大滝詠一でした。
毎日通うスタッフは、私の他、会長含めて3人いましたが、
とにかく全員が全員、見事なまでに山下達郎&大滝詠一ファンでした。
私はソレまで山下達郎も大滝詠一も聴いた事がなかったのですが、
毎日毎日繰り返し聴かされれば、そりゃあ好きになるに決まってます。
早速山下達郎のアルバム「ライド・オン・タイム」と、
大滝詠一のアルバム「ロング・バケイション」を購入し、
家やウォークマンで聴きまくりましたが、山下達郎のような
ファンキーな音楽は、大好きなフィンガー5で馴染みがありましたが、
大滝詠一の音楽は、まさしく「未知との遭遇」的な大事件でした。
聴こえてくる音の数や音の幅、大量のエコー等が新鮮だったのです。
そうなると旧譜もいっぱい聴きたくなるのが私です(山下達郎も)。
丁度その頃「ALL ABOUT NIAGARA」というバイブルが出版されて
いましたので、ソレを参考にしようとしましたが、大滝詠一の旧譜は、
何と廃盤だらけでした。SONYから再発されていた音源もありますが、
聴きたくても聴けないという状態だったワケです。
こうなると私の体の中に流れているコレクターの血が騒ぎだします。
「えとせとら」という廃盤を専門に扱う中古レコード屋等で、
1枚1~2万円で売られているレコードを次から次へと買いあさり、
あるいはオークションで高値で落札し、1年もしないうちに、
市販された全てのレコードをコレクションに加えたのです。
聴いて良し、集めて良し。大滝詠一は最高の存在でしたね。
もちろん大滝詠一が所属していた「はっぴぃえんど」や、
伊藤銀次、大貫妙子、村松邦男、シャネルズ、佐野元春、杉真理
・・・といった、ナイアガラと関わりの深いアーティストや、
大滝詠一がプロデュースや楽曲提供した作品も全て集めました。
だからその為に飲み屋でアルバイトもしていました。学費は親が
出していましたから、バイト代は全部レコード代へと消えました。
大滝詠一の凄い所は、自身が作っている音楽だけではありません。
大滝詠一がDJをしていたラジオ番組「GO! GO! Niagara」も
毎週聴いていましたが、その番組から発信されていた、
フィル・スペクターやエルヴィス・プレスリーを初めとする、
オールディーズ音楽や、ジャパニーズ・グラフィティの音楽、
クレイジー・キャッツ、弘田三枝子、トニー谷、坂本九、梅木マリ、
そういった音楽全てを好きになっていきました。
「GO! GO! Niagara」で聴くと好きになるんですよ!そういった、
魔力を持った番組でした。余談ですが私は、番組内のコーナー、
「クイズ!ソシラファソン」にも出演し、優勝した事もあります。
大滝詠一やナイアガラのコレクターを総称して「ナイアガラー」と
言いますが、正確には「GO! GO! Niagara」から発信された音楽、
全てを好きな人が、本当の「ナイアガラー」なのだと思います。
当然ナイアガラ周辺アーティストのライブにも通いましたが、
その中で「ナイアガラ音頭」を歌っていた布谷文夫さん及び、
そのマネージャーさんとの出逢いも生まれました。
当時私は「Holliday Records」という「ナイアガラごっこ」を
やり始めていたのですが、ソコで布谷文夫さんにも1曲、
レコーディングしてもらった事がありました(87.5.7発売)。
また私の歌にも何フレーズかで参加してもらいました♪
この事は未だに殆ど公になっておらず、マニアの方が作った
「布谷文夫ディスコグラフィー」にも記述がないと思いますので、
まだまだ暫くは私個人の宝物として、大切にしたいと思います。
現在はなかなか新譜を発売しないアーティストとして有名ですが、
そのうちまた元気な歌声&ナイアガラ・サウンドが聴けるでしょう。
30th記念CDのシリーズも「TATSURO FROM NIAGARA」で
一旦終了してしまいましたけど、再来年にはまた、
「ロング・バケイション」の30th記念盤が発売されるでしょうし、
ソレを楽しみに気長にファンを続けていこうと思っています。
大切な「何か」がすっぽりと抜け落ちている気もしますが、
長~くなってしまったので、今回はこの辺で!バイバイ~☆゚+
(mixiへのオリジナル掲載日:2007年05月15日)