ゴールデンウィークを休まず働いた自分へのご褒美に5月11日(金)は、好きなことをしまくるいち日。その第一弾は、ラーメン二郎目黒店の訪問。14:02のことです。2015~16年にかけての東京勤務の際には度々訪れた目黒店。夜遅くまでやっているし量も少ないので、飲み会帰りの一杯としてとても重宝していました。今回は、東急東横線中目黒駅から歩いてきました。
以前はスプレー塗装だった導線表示も、今はきちんと道路標識と同じペイントで塗装されている。ちょっと感激。でも、公道にこんなの描いていいのかな?って思うのはおいらだけかだろうか。
OPENの電燈が点灯していたらお店は営業中。二郎のロゴいい感じ。
昼営業も夜営業も他店よりも時間が長いのが特徴。臨時休業も多めな印象があるので、以前はメルマガ購読が必須だった(それでもメルマガが配信されず臨時休業もあった)。今は、どんな手段で臨時休業を知るのだろう。
待ちの前から5番目くらいになったら食券を購入する。目黒というこの立地でこの値段設定。びっくりするくらい安い。ただし、その分量も少なめ。少なめっていっても、普通のラーメン屋さんなら十分大盛りといっても過言ではない量。改めてラーメン二郎とは特異なラーメン屋だよ。
購入した食券は、小ラーメン(500円)。ラーメン二郎唯一のワンコインラーメン。
L字カウンター一塁側のホームから3番目に座ります。卓上調味料はホワイトペッパーとFZ醤油。割り箸があって、レンゲはない。ちなみに麦茶はおいらのではありません(笑)。
硬めコールの方が最初に配膳されて、その後は順番です。「ニンニク入れますか?」
ニンニク少なめ/野菜/アブラ
お久しぶりです。約2年ぶりのメグジのラーメン。野菜はクタクタ、ニンニクは三田本店ばりに投げつけられたような盛り付け。表面の液体アブラは、千住大橋ばりに分厚い。
上から見ると通り。目黒店は他のラーメン二郎と見分けることが比較的容易にできると思います。ラーメン二郎というよりは、富士丸に見た目は近いのではないかなんて思ったりします。
油膜は分厚く、カメラのピントを合わせるのが困難な、アブラギッシュなスープ。光を反射して天井の蛍光灯が映り込んでいます。ところがこの液体アブラの下には、濃厚な豚ダシとちょうどいい塩梅のFZ醤油&グルの極上スープが潜んでいるのです。ゆっくり火傷をしないように飲み進めていくことが大切です。
肉片付きの固形アブラの甘みと肉の旨味は一級品。野菜はクタクタで甘みたっぷり。この2つの組み合わせは美味すぎて、もっともっと食べ続けたい。やはり量は少なめ。
丼の底から持ち上げた麺は、これぞラーメン二郎というべき太縮れ麺。目黒店特有の低加水率のボソボソ・ゴワゴワ食感。ワシワシ食べていくスタイルが目黒風。これこれ。2年の時が一瞬で縮まり、味の記憶が蘇ってきます。
途中つまみで食べた豚は、パサ気味。それでも腕肉の旨味は感じられ、オールドタイプのラーメン二郎を食べている感がありますね。
さらに固形アブラと一緒にズバズバ麺を啜ってもやはり美味い。このゴワゴワとした食感もたまらないんですよね。もちろんどれが一番好きか?っていったら横浜関内店の麺なのですが、ラーメン二郎はそれぞれの店舗に麺の特徴があり、そのどれもが美味い。それって結構凄いことだと思います。
こちらの豚はとてもしっとり。脂身は半透明でトロッと溶けてなくなる。全体的にジューシー食感が心地よい。うん、この豚は当たりだ。
今更特に意味はないけど、くるっと天地返し。ただやってみたかっただけです。唯一の功績はニンニクが丼全体になじんで、味に深みとコクが加わったこと。
残りの麺もどんどん啜っていきます。その過程で、丼を傾けスープを飲みつつ啜るという行為を繰り返します。途中ちょっとカエシ(醤油感)が弱いかなと思いましたが、今回はFZ醤油を追加せず。この“ちょっと醤油感が弱いかな”って感じが、絶妙な塩梅なんだと思います。
麺も野菜も食べきって完食しましたが、このやさしい味わいのスープを身体がどんどん欲して、丼から口を離せない。丼の淵に付着したアブラで手が汚れることもお構いなしに、どんどん飲み進めていきます。完飲はまずいと理性が働き、ご馳走様。
ラーメンを食べる速度は並のおいら。それでも、この麺量ならば余裕を持ってスピードの緩急をつけることができます。余裕を持って丼をカウンターに上げて退店。恐怖の目黒劇場はおいらだけでなく、誰も発動させなかった平和なお昼のひと時でした。2年ぶりのメグジ、大変満足のいく一杯でした。
次の目的地へ向かうために来た道を引き返しましたとさ。
おっさんの休日はもう少し、続く。
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