生日を越え、新たなる歳が始まりました。歳を一つ重ねても麺マシ大小が食べられるぞと証明したくて訪れた4月14日(土)21:50。

 

マシ大小を食べる気満々の為、最終ロットもしくはラス前ロットになるべく、後から来た方に先を譲り22:00を回ったところで列に接続。

 

板前で、助手さんに麺量と種類を聞かれたときに「麺マシ大小のラーメンでお願いします」と伝えます。安定のネギ売切れ。何となく今宵はキムチの気分ではなかったのでパス。

 

入したのは大ラーメン(740円)の食券。行列に復帰してしばらくすると一旦店内に入っていった助手さんがすぐに出てきて「すいません。本日、麺の残りが少ないので、ちょいマシまでしか出来なそうです。申し訳ありません。」とのこと。確かに残念な気分はありますが、麺ちょいマシ以降はお店のご好意。逆に恐縮してしまって「こっちこそわがまま言ってすいません。ちょいマシで大丈夫ですか?大で良いですよ。」とおいら。ちょいマシなら問題ないとのことでした。

 

水器前の待機スペースを経て、着席するとメガネ助手さんからも「麺なくってすいません。」とご挨拶を頂きました。なんか恐縮です。そんな恐縮な最中コール確認です。「大ラーメン麺ちょいマシの方、ニンニク入れますか?」

 

 

 

ニンニク少なめ/野菜/アブラ

「え?ベニショウガは入れなくていいんですか?」と助手さん。おいらのコールを覚えてくださってありがとうございます。今夜はベニショウガ抜きの気分なんですとおいら。そして配膳された丼を見たおいら。あれ?ちょいマシしかできないって言っていた割に、すっげぇ麺量じゃない??

 

 

ンニクはいつも通りの少なめ。今夜の麺量だと天地返しをする必要がありそうなので、早い段階でニンニクパワーを注入されそう。

 

菜の上のアブラ。今宵のアブラは茶色く色づき肉片が付着している。この肉片が付着している時のアブラは間違えなく当たり。ハズレた経験がありません。

 

内のクタクタで甘みたっぷりのキャベツともやし。それに肉片付きのアブラを一緒に口に放り込めば、旨味と幸せのダブルパンチで頭がクラクラする。

 

して、ビビるほど美味かったのがこのぶた。おいら好みのぶた。脂身は半透明でトロけてなくなるヤツ。赤身はしっとりとしていて、サクッと歯が入るがきっちりと肉を食べているという食感を感じられるもの。カエシは表面のみに入っており、肉全体としては薄味で、バラ肉本来の味を堪能するタイプ。これこそがおいらの求めている最高のぶた。まさに神ぶただ。

 

店間際だが、乳化し過ぎることなく、微乳化スープを維持。背アブラが細かく浮いた所謂背アブラチャッチャ系。みりん風調味料の甘みが強く、バラ肉のアブラの甘みも追加されかなりの甘め仕様。ただ甘いだけでなく、濃厚なぶたダシとグルエースやカエシと相まって、しょっぱウマな優しいスープに仕上がっています。そう横浜関内店のスープは、朝一の三田本店のような凶暴性は皆無です。

 

の底から麺を何とか引っ張り上げようとしたのですが、これが中々大変。ものすごい麺が密集して絡み合い、丼の中で押し合いへし合いして持ち上がらないのです。やっと持ち上がった麺は、スープを吸って茶色く色づき美味さは申し分なし。平打ちのストレート麺です。

 

りにも麺が詰まりすぎているので、4~5回啜ったら、天地返しを試みました。麺がほぐされていい感じ。野菜やぶたも丼の底に沈んでいます。ニンニクも丼の中に散っていきました。

 

地返しをした後は麺をリフトするのもだいぶ楽になりました。ただ、全く麺量が減らないのです。後からどんどんあふれるように麺が泉のように湧き上がってくるのです。てかこんなに麺をちょいマシの丼に無理に詰め込まなくても、すり鉢にこの麺をいれてくれればいいんだけどなぁ。なんて思ったりして。

 

じけそうになった時の味変アイテム、トウガラシ。ニラキムチもベニショウガもいない今、頼れるのは君しかいない。辛味がおいらの食欲に火をつけ、息を吹き返した。ラストスパートで野菜とともにどんどん啜って、デザートにぶたも食べて、

 

満足で完食です。恐らく麺ちょいマシ史上最重量の麺と戦った気がします。食べ終えて丼をカウンターに上げた時に目の前を通ったメガネ助手さんへ一言。「麺ちょいマシの麺量じゃないっすね。この麺すり鉢に入れて大小っていって出してくれれば十分だったのに。」とおいら。「そっすか?これは大小じゃないでしょう(笑)」とニヤニヤしながら答えるメガネ助手さん。

 

っと余った麺全部投入して下さって、結果大小くらいの麺量になったんだと推測。十分にお礼を伝えお店を後にしました。

 

ゆくまで、お腹がはちきれそうになるまで、ゲップをしたら麺が出てきそうになるまで、食べられて、めっちゃ満足しました。新たなる歳のいいスタートが切れた気がします。そんな素晴らしい一杯でした。

 

 

 

 

 

 

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