始まりの合図は、いつも同じ。


「・・・だけ。また、ね。」


ゲーム 開始。



さぁ、新たなる崩壊劇の 始まりだ。


人を愛し、憎み、支え、恨み、笑う。


振り回されている事にも気付かず、

ただ 欲を満たす。


委ねられた心は、からっぽ。

それにも気付けない

自己愛まみれの 空虚な安心感。


暗闇の中、

足場を必死に探す 無駄な抵抗。

目を逸らす、

そこから抜け出すという 最善の方法。


ゲームは 終わらない。


そして、

ゲームオーバーを恐れる 故の 意地。


さぁ、

面白くなってきた。


意地は、

相手の エネルギー源。


搾取され続け、何もかも捨て続け、

それにも気付かない。


もう 全てを失っているのに。


やがて、

ゲームは 強制終了。



現実に戻され 初めて 知る。


両手に残された ふたつの残骸。


”後遺症”と”frustration”。



「恨んで構わない」

そんなの、惨めになるだけ。


「嘆いてみせて」

その体力すら、ゼロ。


「後悔しな」

それは、先に立たず。

無意味に等しい。

言い聞かせるのは、反省。



ゲームの開始、そして終了。

何を思い、何を失い、

そして、

何に気付けるか。


意味のないものは 無い。


価値は 気付けるか気付けないか。


傷を得た自分を まずは自身で、

受け入れ 認める。



所詮 ”感情ゲーム”。



この 空の下


それぞれの 物語



一分 一秒 一瞬


同じ表情をしない

変化し続ける


この 空 に


人々は


何を 思い

何を 重ね

何を 得るのか



十人百色の 物語


空を 仰ぐ 者


空を 睨む 者


空に 手を伸ばす 者


空に 背を向ける 者


空を 遠ざける 者


空に 捧げる 涙


空に ぶつける 想い


空で 繋がる 距離

 

空に もらった 安らぎ



同じ表情は しない


留まる事を 知らない


空



この 空の下


それぞれの 物語


動き続ける空 に


また


続きを 贈る




"限界"って コトバは
きらい

容易に定められる くせに

意味が 大きい




崩壊寸前

それでも いつだって

見ない フリ

だって

限界なんて

あたしは 定めない


積もり 積もるだけ


フラつくのも

痛いのも

"気のせい"

そう 言い聞かせてきた

しんどい

苦しい

つらい

そんなの
寝りゃ いぃ

笑えばいぃ


寄りかかることを

覚えて 甘えて

すがりたくなんかない


いつだって ヒトリ


限界を 求めるのなら

最初から

踏み入るな



強がりと 引き換えに

手にしたものは

嘘 偽り トラウマ


笑えるね

笑っとけ



上がなければ


下も ない