9月21日(月)
昨夜、「目」について少し調べたいことがあったことからインターネットで検索をしてみた。いくつかのキーワードを入力して検索ボタンをクリックすれば、期待に添う見込みが高い順に一覧表として表示され、そうなると当然まずは一番上に掲げられたサイトに飛び込むわけだ。
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結論だけを言うならば、およそすべてのことはそのサイトひとつで片付いた。偏った情報収集にならないために一応他のサイトも見てみたけれど、やはり最初に見たものを越える情報を持ったサイトは他になく、検索レースの首位を走るサイトの底力というやつを見た気がした。
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しかし、だ。そのグランド・チャンピオンのサイトはとにかく文字が見づらかった。小さな文字で、特に改行もないままひたすら文字が敷きつめられているといった具合。これは実にもったいない。せっかく有力な情報を載せたサイトなのに、そんなつくり方であるばかりに開いた瞬間読むのに嫌気がさして閉じてしまう人も少なくないように思われる。もう少し見せ方を工夫すればいいのに、ととりあえず一通り読み終えた目をしぱしぱさせながら思った。目の異常からの救いを求めてそのサイトを開いたのに、なんだか余計に目が悪くなりそうだった。「目」に携わる人のサイトは目にやさしくあれ、だ。
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積極的休養期間中であるボクは、昨日は終日外出しなかったために、晩、少し短めの距離と決めてジョグに出た。と、家を出てすぐに白いミニバンとすれ違った。家を出る頃にはすでにiPodを再生した状態で耳にはめていることから、また視線もほとんど前方しか見据えていないことから外の音は聞こえないし周囲の様子も見えていない。それでもその車がすれ違う瞬間、中が不審な動きを見せて何やら騒がしい声を発しているのは分かった。それはボクに向けられているということも。気がつかなかったフリをしようとそのまま走りつづけ、下り坂に差しかかったからいつものように歩いていると、一台の車が追いかけてき、ボクに追いつくとゆっくり並行をはじめ、やがてパワーウィンドウが開いた。
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やっぱり来たか――と、そのときはそれが誰だか分からなかったけれど、恐怖ではなく「やれやれ」といった気持ちで足を止めた。それは中学のクラスメイトだった奴らで、なんでも「誰かいないかとうろうろ回っているのだ」と言う。そしてその夜の記念すべき第一号がボクだと言う。せっかくの連休、もっとたのしいことしなさいよと言おうとしたが、彼らはたのしそうだったから言うのはよした。ものの三分ほどの再会ではあったが、別れ際に「同窓会みたいでたのしかったわ」と言ってくれた。ジョギングが同窓会に化けることだってあるらしい。マンネリからの回復、その出口にまた一歩近づける希望が生まれた三分間だった。
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アメリカ旅行が気づけば目前まで迫っている。期待と不安は抜かりなく、しかし物理的な支度はほとんど手をつけていない。だらしない男だ。
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滞在先のひとつはカンザス・シティ。「ハート・オブ・アメリカ」と言われ、アメリカの田舎を知るにはここだと言われている地域だ。都会はもちろんだが、外国の田舎に興味津々なボクは非常にたのしみにしている。しかしそちらに向けてバッチコイができるほど入念な下調べは、となると口を閉ざさずにはいられない。
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そんなボクだが、ひとつ出発前にDVDを観ておくことにした。それは「オズの魔法使い」である。映画の造詣の深さは鎖骨につくる窪み程度を自負するボクは、当然のように初鑑賞だ。この度観ようと思った理由は、カンザスが出てくるからといった単純な理由。しかし実際のメインとなる舞台はオズという魔法の国であって、カンザスはほんのちょろっとだ。観る前からその情報はなんとなく知っていた。それでも観ようと思ったのは、単に前から観たかったところに上手く理由を乗せただけとも言えなくない。観はじめたのが夜中の1時で、今回もまた半分あたりで眠たくなってしまい中断したのだが、とてもおもしろかっただけにやはりそれは渋々の中断だった。絶妙なあそびが効いていて、オズの国に入って以降はわくわくが止まらなかった。
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ファンタジー・ミュージカルと言われる本作だ、ミュージカルの要素も多分にあり、もしかしたら自分はミュージカルが大好きなのかもしれない。「ウェスト・サイド・ストーリー」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」等々、観てきた映画の中におけるミュージカルの比率はおそらく特筆すべきものがある。早く続きを観たいとうずうずしている。そういえば明日も音楽劇(演出家曰く「ミュージカル」ではないらしい)を観劇に行くのだ。本格的に、自分はそういう方面好きの傾向にあるのかもしれない。
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今日のブログはオムニバス形式で綴ってみました。ブログを書いているということは、その間も支度はすすんでおらず、これから学習教室に行かねばならない。という訳で、そろそろ発車の時刻が来たようです。