本屋で立ち読みしているときや、ホームで電車を待つために並んでいるときなど、人の往来が盛んな場所に突っ立っていると、イライラすることがよくある。
側を通る人がぶつかってくるのである。
『ぶつかる』とまではいかなくとも、触れるのである。
『ふれあい』などではすまされない、大事だ。
こちとら、律義にちゃんと通行スペースをあけて突っ立っているのに、彼らは触れてくる。
うっとうしくかんじるのは自分だけだろうか。
触れられるとその都度、もれなくイライラは蓄積されていく。
自分がマッチ棒、彼らがマッチを擦る部分じゃなくてよかったと心底おもう。
もしそうならいちいち目に見える形で火花が散って大変だ。
物理的に摩擦が生じることによって精神的にも摩擦は生じる。
空気が乾燥しているためだろうか、最近よく見えない火花が発生する。
どうにかならんもんかね。