言いたいことが山ほどある状態なのに、『あえて黙る』という行動を取ることがときどきある。
『あえて黙る』の言い換え、『もう何も言えん』の方が適切なときもあるが。
どういう状況のときにそうなるかと言うと、
・どれだけ努力しても、語彙力が原因か理解力が原因か、うまく相手に言いたいこ
とが伝わらないと感じたとき。
・何を言っても相手の気に障る結果になるだろうと感じたとき。
などなど。
2つだけかい、と憤慨するなかれ、汝たち。
この2つがいくつもに枝分かれしていくのであって。
特に『何を言っても~』の方。
得てしてこんな状況というのは少なくない。
特に、自分に近しい人にこそ、ささいなことで傷つけてしまうことがある。
そんな状況になったとき、ほとんど何を言っても相手の気に障ることになる。
こうなったら、けっこうもう何も言えんくなる。
ため息つきたいけど、それは深刻にあかん。
どうせーっちゅうねんってなる。
『あえて黙る』はぜひ引き出しの前の方に入れておきたいオプションだとボクは思う。
なぜならこれは、唯一と言っていいほど、事態をそのままの状態でキープしておける行為だからだ。
事態を良くも悪くもせず、あくまでそのまんまに保てる行為。
その間何ができるか?
次の行動を考えることができる。
『あえて黙れ』ば時間をつくりだすことができると思う。
そう考えてみれば『あえて黙る』と『もう何も言えん』はまったくの別モンやな。
後者はお手上げ的要素が強すぎる。
何が『言い換え』や。ちょっとちがうかったな。
イージーミス、イージーミス。