大人ってなに?
なにがどうなったら、大人?
『20歳になったら大人』なんて答えは望んでない。
そんなことを言うようなあなたとはいつまでたっても平行線。
たくさん答えはあると思う。
ひとつに、『あきらめ』がそうだ。
あきらめを覚えた人が、大人。
あきらめを受け入れた人が、大人。
小さな頃に描いた夢。
『宇宙飛行士になりたい』だの『ウルトラマンになりたい』だの『プロ野球選手になりたい』だの『プロすもうレスラーになりたい』だの。
それらはたいてい実現することのないまま、ともすれば大きくなってからの笑い話のタネになってしまう。
あるときにふと、あきらめるのだ。
でもこの場合の『あきらめ』は、なんて言うか、そんな深刻なことではない。
あくまでもひとつの例。
歳を重ねるということは、どんどん現実的になるということ。
あきらめることは、現実的になること。
現実に出会うと、『なんでこんなに冷めているのだろうか』とよく思う。
温度差を感じることがほんとによくある。
つまりまだ現実的になれてないのか。
つまりまだあきらめきれてないのか。
いつまでも理想を謳っていてはいけないのだろうか。
もし、『あきらめ』を覚えた人が大人になるのだとしたら、
ボクはまだしばらく子どもでいい。