現存する言葉の数は少ないと思う。
単にボクの語彙力が乏しいだけかもしれないが、それでも強くそう思う。
心で思う抽象的な思いを言葉という記号に変換して、むりやり具体化する。
この作業をするのに言葉が思いのすべてを補いきれるはずないのは当たり前のこと。
言葉が思いにぜんぜん追いついてないのは当たり前のこと。
でも、
ときどきすごくもどかしい。
すごくすごく伝えたい思いがあるのに上手に言葉にすることができない。
すごくすごく伝えたい思いというのはだいたいがほんとうに抽象的な思い。
それを過不足なく伝える術がない。
できるだけきちんと伝えようとすればたくさん言葉を言わなければならない。
そうすればするほど真意からどんどん遠ざかっていくような気がする。
かと言って言葉を放棄するわけにはいかない。
初めからあきらめていたら0しか伝わらない。
しどろもどろでも伝える努力をすれば50%伝えることができるかもしれない。
80%伝わるかもしれない。99%伝わるかもしれない。
よき理解者に巡り会えれば100%伝えることも可能かもしれない。
これもまた抽象的な話だから数字なんて本来使うべきでないんだろうけど。
思いを伝える最良の手段が言葉なのはこの先変わることはないだろう。
きっともどかしい気持ちに何度も何度もなるだろうけど、もっと語彙を増やして、そして持っている語彙を最大限駆使して、できるだけ思いを伝えることができればと思う。
そして、なげやりになって言葉を放棄することだけは絶対にやめようと思う。