生きていく上でこれは大きな大きなテーマだ。永遠なんて存在しないことなどわかっている。でも、自分の愛するモノへの永遠を望んで何がいけないのだろうか。誰だって望むことだと思う。それでも人は変わっていく。景色は変わっていく。時間だって過ぎていく。泣きそうなくらい嘆かわしいが事実だ。『永遠なんて存在しない』ことを知っていればその瞬間瞬間に全力を注ぎ込める。きっと密度の濃い瞬間を過ごすことができる。逆に『永遠は存在する』ことを信じていれば、確かに気の抜けた、締まりのない、安心しきったひと時を過ごすのだろう。密度という点では後者は前者よりも薄い。でも、後者にだけすごくすごく甘い蜜がある。蜜度という点では後者のそれはすごい。そのことをよく知っている。
ある種の危機感を持つという意味で『永遠なんて…』という考えは持ち歩くようにはする。
でも、ボクは永遠を信じる。