ラマスのブログ -23ページ目
教員としての経験年数が増えるにつれ、キャリアについて考えたり、上司から声をかけられたりすることが増えてきます。
私の勤務していた地域では、経験年数の多い教員が学年主任になる傾向があり、学年主任はたいてい最年長の教員が務めていました。ちなみに、学年主任や教務主任は「非管理職」ですが、教務主任は学校全体の運営にも関わるため、管理職的な側面もあります。
近年では、「主幹教諭」という、いわば“平教員に少し箔をつけた”立場もあります。多くの場合、この主幹教諭が教務主任を兼ねており、そこから教頭へと昇進するコースが定番です。
管理職への声かけと、私のスタンス
校長との年に数回の面談では、ほぼ必ず「今後のキャリアをどう考えているか?」と尋ねられました。
30代の頃は「まだ決めていません」と答えていましたが、40代に入ると、直接的に否定はしないまでも「管理職になるつもりはない」ことが伝わるような受け答えをしていました。
ある時、信頼していた校長から「主幹教諭を受けてみないか」「この勉強会に参加してみないか」と勧められ、試しに応募しました。ところが、書類選考で不合格。勉強会も参加してみたものの、どこか本に書いてあるような理想論ばかりで、実感を伴わない議論にうんざりして1年で退会しました。
今振り返ると、それは「縁がなかった」のだと思います。そして同時に、私は管理職という役職に対して、そもそも強い魅力を感じていなかったのだと気づきました。
教員のキャリアの選択肢
教員としてのキャリアには、大きく分けて二つの道があります。
- 担任を続けていくコース
- 昇進して教頭・校長を目指すコース
また、健康や適性などの理由から、担任を持たずに専科で長く勤める方もいます。
私は40代に入ってから担任としてやっていく道を選びましたが、その一方で「65歳までは続けられないな」とも強く感じていました。
「立ち位置」を見極めるということ
近年、若い教員が増え、働き方も少しずつ変わってきました。定時で帰る優秀な先生も多く、感心させられます。ただ、管理職のキャリアに対しては、肯定的とは言えない空気を感じます。おそらく成り手不足も背景にあるのでしょう。
中には、30代で教頭になる人もいます。しかし「これから20年、管理職として働く」と考えると、その重責にゾッとするのは私だけではないはずです。
大切なのは、自分の「立ち位置」を早い段階で見極めることだと思います。
担任を続けるのか、専科に進むのか。校務分掌(各種係や委員)の範囲をどうするか。高学年の担任を引き受けるのか――。小学校では、特に高学年の担任は事務的負担が大きくなりがちです。そうした働き方の「線引き」をはっきりさせることで、心身ともに安定した教員生活を送れるのではないでしょうか。
「何でもやります」「どこでも行きます」という姿勢は、かつては重宝されましたが、今は時代が違います。自分の考えを伝えずにいると、思わぬ配置をされてしまうこともあります。
だからこそ、自分の意思を丁寧に伝え、納得できる働き方を築いていくことが大切です。
教員一人ひとりの「立ち位置」が大切
教員には、それぞれに事情や考え方があります。全てが思い通りにいくわけではありません。それでも、自分なりの「立ち位置」をしっかり持ち、それを丁寧に伝えていくことが、結果として楽しく、充実した教員人生につながるのではないかと思います。


