ラマスのブログ -22ページ目
現場の仕事は増える一方。けれども「前例踏襲」が根強く残る学校では、なかなか働き方は変わりません。
私が「仕事が増えたな」と強く感じたのは、一人一台端末が導入されたときでした。最初に教室に入ってきたのは、プロジェクターと子ども用端末の保管庫。そこからタブレット利用に関する誓約書、パスワード管理など、少なくとも3種類の書類が必要となり、すべて紙で提出しなければなりませんでした。
教師も個人情報の保管が大変ですが、保護者にとっても、読んで記入するのは手間のかかる作業です。そもそも、誰が「紙で提出すること」で得をしているのでしょうか。
最近になってようやく、Googleフォームや自治体独自のアプリで出欠確認ができるようになりました。これもコロナ禍という非常事態があったからこそ、ようやく進んだ印象です。
それでもなお、プールカードの提出、個人面談や家庭訪問の日程調整、いじめアンケートなどは紙のまま。しかも、それらは長期保管される文化が続いています。私の勤めていた学校では、そこは最後まで変わりませんでした。
特に4〜5月は提出物が膨大になります。委員会活動、クラブ活動、運動会の準備など、決めることも山ほどあります。そんな時期に、もし紙での管理がなければ、どれだけストレスが減るだろう…と何度も思いました。
教育委員会への提出物も教務主任がメールから一度紙で出して、校務分掌の担当者に渡します。そこから担当者が書類作成をして、教務→教頭→校長へと決裁を回し、修正を加えた後、ようやくメールで教育委員会に送信される、という流れ。しかもその書類は、最後にはまた紙に出して、ファイルに綴じられます。
同じ自治体でも、デジタル化が進んでいる学校もあると聞きますが、多くの学校現場では変化が遅れているのが現実です。その一番の要因は、「前例がないからやらない」という空気感にあると思います。
おそらく、文科省や教育委員会から「やってください」と指示があれば、多くの学校はすんなり取り組むでしょう。でも「各学校の実情に応じて」と言われてしまうと、問題が起きない限り動かないのが学校という組織です。
もう令和の時代です。外部の専門家が入り、「まず紙の仕事を減らす」ことから始めれば、学校の働き方改革もぐっと進むと、私は感じています。

