ブログを毎日更新する為に今日のラーメンニュースというコンテンツを考えました。その為にSNSで閉店情報を検索する日々ですが、閉店情報が溜まる一方なので、重要な閉店情報をここで紹介したり、一か月の閉店数をまとめるなどして、月ごとの傾向をまとめています。

 なお、ここで「閉店した」とする店舗は「閉店したと判断した」店舗となります。期間限定店舗の営業終了や移転による閉店、リニューアルを伴う店名変更を含みますが、期限を区切った休業は含まれません。実際に閉店しても確認できない店がある事と、閉店店舗数は2024/4/5現在で、今後増える見込みである事はご了解ください。

1.2024年3月に閉店した店舗数

ラーメン提供店合計:268軒
 ラーメン店:140軒
 ラーメンチェーン:21軒
 中華料理店:50軒
 中華料理チェーン:4軒
 食堂など:53軒

 3月初旬時点での2月分の閉店店舗数が「196軒」だったので、前月よりはかなり増えました。年度末ならではの現象が見られます。ラーメン店・中華店共に、チェーン店より個人店が増えています。
 

 ちなみに現時点で、前月(2024年2月)に閉店した店舗は238軒で、3月初頭の軒数から42軒増えました(2月での閉店が3月に確認された分です)。また、前年同月(2023年3月)に閉店した店舗は405軒なので、前年同月比としてはかなり減少しています。
 

 「ラーメン店の倒産増加」がニュースになっていますが、その数値は昨年分。2024年に入って下げ止まっていると考えるのが適切だと思います。

2.2024年3月に閉店したチェーン店

 3月に2軒以上閉店したチェーン店は以下の通りです。

3軒:幸楽苑
2軒:スガキヤ、餃子の王将、大阪王将、ぎょうてん屋

 21店舗をギフトHDへ売却する事を発表した幸楽苑ですが、その内の一部が今月閉店分に含まれているとの事です。他に「リンガーハット」「一刻魁堂」「歌志軒」「来来亭」「ばり馬」「哲麺」「山頭火」などに閉店店舗がありました。

3.2024年3月の主な閉店店舗

 3月の閉店で話題になったのは、秋葉原の「万世麺店」でしょうか。「肉の万世」として各フロアに異なる業態を集めた「肉ビル」での営業終了によるものでしたが、排骨麺を中心にした麺類だけは移転先がなく食べられなくなるために、連日行列が続きました。また、浜松の「蔵前家」は、新横浜ラーメン博物館に復帰する「六角家 1994+」のキーマンとして入る事が発表され、移転を惜しむ地元のラーメンファンが何度も通っていました。


 東京では「万福@羽村」「人と羊@荻窪」が閉店。「ウミノイロ@東銀座」「ようすけ@下高井戸」「吉法師@渋谷」「志野@五反田」は移転しました。神奈川では「信醸@武蔵新城」「田丸@元住吉」、千葉では「零や@船橋」「小川商店@多古町」、埼玉では上里町の「二九蔵」「すくえ屋」が閉店しました。水戸の「三ツ葉葵」、宇都宮の「阿波家花房店」「まるめしあん」、安中の「あってりめんこうじ」が閉店。
 

 北海道では「一国堂@江別」、盛岡市ではじゃじゃ麺の古豪「醤々」、秋田市の「稲庭中華そば」が閉店しました。仙台市の「一芯結」、山形市の「赤鬼」、郡山市の「ROOTS」が閉店。新潟市では「麺屋かずを」「夢を語れ」が、金沢市の「めんや安寿」、三島市の「木八」、名古屋市の「担担麺や天秤」「伏見タンメン」「昇福亭」が閉店。
 

 京都では「ガッツK」「煮干しそば藍」が、大阪では「マルショウ@高槻」「砦@三国ヶ丘」「つむぎ@蒲生四丁目」「僕らのキラメキ@近大前」が閉店。鳥取県琴浦町の「麺やたまゆら」、島根県の「塩名人@出雲市」、広島市の「山椒屋」「ひよこ」が閉店。
 

 愛媛県西条市の「瓢華」が閉店し、高知市では屋台営業規制で「げいよーけん」が閉店、「松ちゃん」が移転になりました。福岡市の「ラーメン屋 游」「しばらく 平和台店」「片江ラーメン」、宗像市の「はなちゃんラーメン」が閉店。沖縄の「武ちゃん食堂@那覇市」「大黒食堂@沖縄市」が閉店しました。