「ラーメン」(900円)

 

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 東京駅八重洲南口の「東京ラーメンストリート」に、2023年10月に開店した新店。「ソラノイロ」の宮崎店主が新たに手掛ける家系ラーメン店ということで話題性十分。基本のラーメンを全部ふつうで注文。

 

 豚骨鶏ガラを煮出したまろやかなスープは口当たりがあっさり。マイルドなタイプかと思いきや、蒲田の「らーめん飛粋」直伝の醤油ダレがスープと相まった存在感を残してくれる。中太ストレート麺をテンポよく啜れて、吊るし焼きの大きなモモチャーシューや江戸菜といった具が乗るのも嬉しい。卓上の調味料も、家系ラーメン店によくあるものが並びつつ、それぞれに一工夫がプラスされている印象。リンゴ酢を、アップルにひっかけて「スティーブジョブ酢」としてしまうダジャレのセンスはともかく(笑)

 

 宮崎さんと言えば「一風堂」で修業し、河原成美さんを師と仰ぐ。一風堂が博多で豚骨ラーメンを革新していったように、関東で群雄割拠する家系ラーメンを革新していこうとする、確信的な意志を感じる一杯かもしれません(^o^)/