ブログを毎日更新する為に今日のラーメンニュースというコンテンツを考えました。その為にSNSで閉店情報を検索する日々ですが、閉店情報が溜まる一方なので、重要な閉店情報をここで紹介したり、一か月の閉店数をまとめるなどして、月ごとの傾向をまとめています。

 なお、ここで「閉店した」とする店舗は「閉店したと判断した」店舗となります。期間限定店舗の営業終了や移転による閉店、リニューアルを伴う店名変更を含みますが、期限を区切った休業は含まれません。実際に閉店しても確認できない店がある事と、閉店店舗数は2023/12/2現在で、今後増える見込みである事はご了解ください。

1.2023年11月に閉店した店舗数

ラーメン提供店合計:166軒
 ラーメン店:90軒
 ラーメンチェーン:15軒
 中華料理店:23軒
 中華料理チェーン:4軒
 食堂など:34軒

 11月初旬時点での10月分の閉店店舗数が「208軒」だったので、前月より40軒以上減りました。9月がピークで徐々に減ってきましたが、食堂の閉店がやや増えています。


 ちなみに現時点で、前月(2023年10月)に閉店した店舗は229軒で、11月初頭の軒数から21軒増えました(10月での閉店が11月に確認された分です)。また、前年同月(2022年11月)に閉店した店舗は250軒なので、前年同月比としては減少しています。
 

 また、12月は年末ということで「年内いっぱいで閉店」という店が多くなります。12月初頭の現時点で88軒の閉店予定が確認されていて、これは前月の倍になるペースです。今月の閉店件数が、昨年12月の364軒を超える可能性もあります。

2.2023年10月に閉店したチェーン店

 10月に2軒以上閉店したチェーン店は以下の通りです。

2軒:大阪王将

 10月に11店舗が閉店した「幸楽苑」は、11月の閉店は1軒のみでした。他に「一風堂」「どさん子」「餃子の王将」「8番らーめん」「歌志軒」「麺屋こころ」などに閉店店舗がありました。

3.2023年11月の主な閉店店舗

 11月の閉店で一番話題になったのは、名古屋市の「ラーメン専科 竜」でした。ナゴヤ球場の隣にあり、中日ドラゴンズの本拠地だった頃からファーム球場として使われている今に至るまで、ドラゴンズの選手やファンの間で聖地として知られていました。閉店の発表が「中日スポーツ」の一面記事になり、名古屋の各テレビ局が中継に入り、ラジオ局でも話題になってました。ドラゴンズの選手やOBが訪問したり、阪神・岡田監督のインタビューでもこの店の思い出が語られるなど、話題が続いたことで行列を伸ばしました。一方で、北海道では札幌ドームに近く、北海道日本ハムファイターズの選手も訪れていた「福八」が閉店。ファイターズのスタッフが閉店日に訪れた様子が話題になりました。


 都内では、「季織亭@代々木八幡」「竹千代@尾久」「竹ちゃんタンメン@入谷」「たんめん本舗ミヤビ@大泉学園」が閉店。青森県の「らーめん おろち」や秋田県の「つけ麺屋 焚節」、宮城県の「女川ラーメン あらどっこい」、いわき市の「さつまラーメン」「中華そば 島風」が閉店。新潟県妙高市の老舗「杉村屋」、石川県の「ラーメン 若」、「中華そば 集」、静岡県の「ナナマルラーメンセンター」が閉店しました。
 

 大阪では「心斎橋 極上つけそば 魄瑛」「麺や 玄 なんば千日前店」が、滋賀県の「弦乃月」が閉店。島根県隠岐の島の「味太郎」が、熊本市では「麺屋かもめ サクラマチ店」「油そば専門 兎 熊本市役所の裏店」が閉店しました。