「排骨担々麺」(980円)

 

 渋谷南口には「亜寿加」という名店がありましたが、2018年11月に閉店。2019年7月に、その亜寿加の店長だったという人物が、その味を再現したと謳う店が開店した(ただ、「亜寿加」で二代に渡って店長として調理主任を務めた人物が五ノ井@神保町を2018年に開店させていて、ここの店長は、亜寿加閉店決定後に店長に就任したとみられる)。店頭に自ら「渋谷のソウルフードがここにある」と書くなど、その心意気は相当なもの。排骨には「大麦三元豚」を使っているという。

 

 「ソウルフード」という言葉は本来、「差別されてでも食べたい魂の味」という意味合い。日本ではそこまでの意味で使われるケースは少ないが、店自らが名乗るのは滅多にない。今年閉店した「桜島@八王子」が、閉店告知で「八王子のソウルフードになれました」と書いたが、実際に八王子でそう言われるだけの実績を重ねたと思います。

 

 閑話休題。看板メニューの排骨担々麺を温で注文。スープの旨みや辛さに重なりを欠き、麺を支え切れていない印象。私は「亜寿加」の味を語れる程食べてはいないが、こちらの味はクセにはならないかな。排骨の衣付けが雑だったり、噛み切れない脂身をそのまま使ったり、ジャーからよそうご飯が古かったり、調理担当の男性の挨拶が「やる気はないけどマニュアルにあるからやってます」といった感じなど、様々な点で閉口しました。今後改善されるといいのですが。