「ベトコンラーメンストロング S」(850円)
東海遠征2日目4軒目。一宮駅近くのこじんまりとした中華屋さんだが、たっぷりのモヤシに大きなニンニクを使った「ベトコンラーメン」発祥の店として知られている。ベトナム戦争時、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)にちなんで名付けられたが、それを公言すると訝しがられる事もあり、「食べると"ベ"ス"トコン"ディションになる」と言うようになったとの事。
中華屋さんなのでメニューは色々あるが、ベトコンラーメンの所に「普通の味の」と書いてあり、隣に「"元の味"もあります」という貼り紙が。2人で来たので、「普通の味」「元の味」のベトコンラーメンを食べ比べてみる事に。
サイズは4種類あったが、一番小さいSサイズは、丼も一回り小さい。そこに炒めたモヤシとニラと肉、そして大きく切ったニンニクがゴロゴロと入っている。「元の味」ことストロングは、ベトコンを提供し始めた当時の濃い醤油ダレを用いていて、化学調味料もしっかり入っていて、舌がその旨味を存分に感じ取れるもの。しょっぱさもあって食べ手を選ぶが、ガツンとしたインパクトに溢れている事は間違いない。
同行者が注文した普通のベトコンラーメンは、ストロングに比べれば食べやすく、醤油の味も薄め。言われてみれば、化学調味料らしき旨みもあまり感じない。また、ニンニクも切らずにホクホクした食感が感じられる。
強いインパクトで知られるベトコンラーメンだが、それでも時代を経て変化してきた様子。普通の味でも驚くが、ガッツリと食べたくなる力強さとしては、ストロングの驚きが上回った。是非両方を食べてみてほしい( ´ ▽ ` )ノ
