「蘭州牛肉拉麺(三角麺)」(880円)

 

 昨年は「馬子禄@神保町」を皮切りに、「火焔山@池袋」「ザムザムの泉@西川口」と、蘭州拉麺の新店が続々話題に。最近は、各地で「蘭州拉麺」の看板を掲げた中華料理屋さんが開店しているようで、日本でどれくらい広まるかが気になる。そんな中、中国で100年以上の歴史を持つ蘭州拉麺の店が六本木で日本初進出!と聞いて訪問。

 

 4月に開店したばかりで、半地下に広い店を構えている。大江戸線7番出口の近く、ラーメン店では「一蘭」「武蔵虎嘯」から、外苑東通りを挟んで反対側。

 

 メニューは蘭州牛肉拉麺とトッピングやサイドメニューのみと、中華料理店風の重厚な店構えからするとシンプル。麺は「レギュラー」「中太」「ほうとう」「三角麺」の4種類から選択可能。食感に期待できる三角麺で注文。

 

 独特の形状で、幅広かつ太さも感じる三角麺が、あっさりしたスープを力強く引き上げ、ラー油やパクチーがアクセントをつけている。スープの中に占める薬膳の要素や、味の染みた大根の存在感が、他の蘭州拉麺店に比べると控えめに感じられた。卓上に見当たらなかったラー油や酢で味変ができるともっといいかもしれない。

 

 でも、あっさりと食べられてじんわりと旨みが広がる一杯なので、六本木で飲んだ後のラーメンにはいいかもしれません(^o^)