【新店】麺屋 ま石＠銀座「寿司屋さんが考えた鯛のあっさり味」

「桜海老鯛らーめん」（1,300円）

　銀座４丁目、行列を作りながらも移転の為に閉店した「麺屋篝」の跡地に2018年４月開店。様々な和食店や、カレー担々麺の「四条富小路 麺屋虎杖」などを手掛ける「虎杖（いたどり）」グループの寿司店「日本橋 ま石」のネクストブランドと称している。

　21時過ぎでも数人が店頭待ちしていたが、「篝」のつもりで並んでいたら、違う事に気づいて離脱した外国人観光客の姿も。基本の鯛らーめんも「1,000円」と強気だが、お店の方がイチオシという、桜海老のかき揚げをあと乗せしたこちらは「1,300円」。スープはどれも同じようなので、オススメに従って注文。

　澄んで淡い色合いのスープの上に、仕上げに桜海老のかき揚げを乗せてパチパチと言わせる所が演出上手。スープに鯛の香りは少し感じられるが、「麺魚」「鯛塩そば灯花」など、先発した鯛ラーメン専門店に比べると、旨みやコクは控えめに感じられる。和食の上品な鯛出汁をイメージしたおのだろうか。細ストレート麺も、スープの穏やかさに合わせたのか主張しない存在に。

　帆立や牡蠣、雲丹を乗せたラーメンもある。和食店からのアプローチと思われるこちらの、今後に期待したい(^o^)