第8回横浜トリエンナーレ


今回も行ってきました☺️

今回のテーマが「野草:いま、ここで生きてる」

だからどんななんだろと。花畑的なのをふんわり想像してたけど全然違ったよ!


今私たちが生きる場所、ここ!これ!見ろ!気付け!

てとこでした。なかなかヘビーだったな。ちょっと辛かった


ドラマも映画も本も苦しくなるのは見ないようにしています。すごく引っ張られたり引きずったりするから。なのに盛大に溢れるこの感じ。

足早に通り過ぎるのもあったな🤔


そんな中での今回No.1は富山妙子さん!!

とてもとても良かった

残念ながら撮影禁止エリアだったので写真は撮れませんでしたが、せめて作品名を…とメモっておきました。


東日本大震災の後に描かれた

「海からの黙示-津波」

「クライシス 海と空への祈り」

「フクシマ-春 セシウム137」


うわぁ〜ってずっと作品見上げてました。

色といいモチーフといい、カッコよくてなんていうか生命力。調べたら富山さんが90歳頃に描かれた作品らしくて、その力強さにもうまたビックリでした。


他に「筑豊のアンダーグラウンド」と、海底をテーマにした作品群が暗くて怖くてでも可愛らしくて私の好きな世界観


会場で他の作品を見に回っても気になって何度も展示場所に戻りました。



次いでアネタ・グシェコフスカ

ワルシャワのアーティスト













最初サクッと見て、気になってまた最初からじっくり見直してたらだんだん気持ち悪くなって本当吐きそうになりました。気持ち悪〜って声でてた笑

で、最後の作品を見た時に

捨てるのか。決別を決めたのかこの子は…とかストーリーを想像してこの子が幸せならいいなぁとか涙出そうになった。

子どもに弱いからかなぁ。わかんないけど、これまで作品見てきてこんな感情ゆらゆらすることなかったから不思議な感覚でした。



アルタン・ハイウラウ

コソボのアーティスト


コソボ紛争に巻き込まれた経験のある作者が切り取る日常の一コマ。包装紙に色鉛筆で描かれた作品

この日常が非日常になる時もあるんだよねぇとか、現在この日常がなくなってしまった国もあるんだよね。とか平和な日本で考える








縄文土器もあった

模様が複雑で綺麗




重いなぁ〜ってここで休憩しながら落ち込んでました魂が抜ける


でも良かった点もあって前回に比べて映えがなかったせいか平和に見られたこと。平日で人が少なかったのもあるかもしれないけど、撮影隊があんまりいなかった


前回は比較的キラキラ映えポイントが多かったので、良いカメラでお子さんを永遠撮っていて1番良い場所から動いてくれないのでその角度から作品見れないんだよな〜って諦めたり、作品前でずっと自撮りしている人達を見て興醒めしたりとかがありました。


楽しみ方はそれぞれだけど、でも美術館じゃん⁈人を撮るではなくて作品を見ることや作者へのリスペクトわいって思っちゃう。

今回もいるだろなって思って行ったから全然いなくて良かった。


ただそうなるとこの重いテーマを子ども達は楽しめたのだろうかとか、撮りたい方々がいないと集客がなぁとかそっちも考える🤔


イベントは集客が1番だもんね。

ここまで大きいイベントなら集客を考えて映え重視でいくほうがいいのかもね。存続が大事だし



なんであろうと横浜でのこの大きいアートイベントが続いてくれればそれで良いです。

横浜美術館のこの吹き抜けと太陽光入る入り口が好き



今回見に行って1番思ったのが作品うんぬんではなくて、若い時の感性ではなく自分も成熟してきて、裏を返すと真新しい物への共感力とか反骨精神とか生への情熱や興味が薄まってないかってことでした


草花って考えたら自分は既に咲ききっていてこれから萎れ枯れていくその過程なのでは…って熱量ある作品みて感じてしまったのよね


そうなのかな〜。もうそうなのかな〜

いやまだ脇芽から伸びて咲くんだよ!とか根っこ残してればまた芽吹くとかあるんだよ人生は!って前向き発言はしておきたい。


世代によって心にくる音楽が変わるのは知ってたけど、アートもそうなんだね。


重いわとか言いつつ今回のテーマすごく自分に合っていたのでは…トリエンナーレめちゃくちゃ堪能してたのかにっこり


また次回3年後も絶対行きたいな。



会期6月9日までなのでまだ行ってない方はぜひ横浜美術館へカラーパレット(18歳まで無料!横浜市民割りもあるよ)




前回の横浜トリエンナーレ

トリエンナーレ2020