コラーゲンは体の主要な構成要素。
細胞同士を結びつける働きをしているたんぱく質。
軟骨や皮膚に多く、関節のスムーズな動きや肌のハリ・弾力の源になる。
もう、みなさんもよくご存知のことと思います。![]()
皮膚においては真皮成分の7割を占め、
加齢とともにコラーゲンの生産能力は低下し、
紫外線はコラーゲンの分解を誘導・・・。![]()
その影響は高齢者ほど大きく、
シワ・たるみといった徴候が現れます。![]()
そこで・・・
コラーゲンを多く含む食品を摂ったり、肌に塗ったりすると、
肌にハリが出て、若返るのでしょうか![]()
コラーゲンの構造は、分子同士が束となって、太い繊維を作っています。
1本の分子量は約30万で、300余りのアミノ酸が連なった蛋白質。
蛋白質は、胃内のペプシンによる消化にはじまり、
さらにすい臓が分泌する蛋白質分解酵素の作用で、
遊離アミノ酸と小ペプチドに分解されます。
さらに、小腸でジペプチド、トリペプチドに分解され、
細かい分子となって、小腸から吸収されて、
末梢組織の細胞へと運ばれます。![]()
ところが![]()
肌の表皮に比べて、腸のバリア機能は低いので、
実際には高分子(分子量2,500~15,000)の蛋白質も吸収されています。
吸収されたペプチドは、皮膚・軟骨・肝臓等に均等に分布されますが、
吸収された高分子ペプチドが、そのまま組織に沈着するわけではなく、
最終的に遊離アミノ酸、ジペプチド、トリペプチドに分解されて、
排出されるか、一部が細胞内へと取り込まれて、
それがコラーゲン合成の“原料”になるのです。
皮膚においては、角質層のバリア機能が外からの物質の侵入を
防ぐ機能を持つため、吸収は容易ではないことは、
前回お伝えしましたね。![]()
(※復習→分子量500以上では、透過速度がかなり遅い)![]()
よって、問題(↑赤字のところ)の答えは・・・「NO」![]()
コラーゲンは、肌に塗っても吸収されないですが、
保湿力は高まります。
また、体内摂取の場合は、
例えて言うと・・・
設備が老朽化して、生産力の落ちた工場に、大量の原料を送り込んでも、
生産量は増えない。![]()
むしろ、設備の老朽化を直す普段のメンテナンスが重要であるということ。![]()
メンテナンスの最大のポイントは、紫外線回避。
老化の8割が紫外線による光老化で、
紫外線を浴びると活性酸素(フリーラジカル)が体内に発生し、
コラーゲン他の真皮成分を壊し、真皮成分の減少に。
また、コラーゲン合成に必要なビタミンCや鉄、亜鉛などが不足しないように
バランスのとれた食事を心がけるべきです。
特にビタミンCの摂取量が少ないと、コラーゲンの生成量が減少します。
問題(↑赤字のところ)の答えは「NO」と言いましたが、
コラーゲンを摂取することにより、低下していた新陳代謝のスピードが促進されるので、
美しい肌づくりにはコラーゲンは必要です。![]()
その際、ペプチドの形で摂取するほうが、皮膚に対する効果は高いでしょう。
ちなみに・・・
ゼリーなどに使われているゼラチンは、
ウシやブタの軟骨から摂ったコラーゲンを分解したもので、
ゼラチンを食べても基本的には同じことです。![]()
