なにかと肌につける化粧品、
いったいどのようにして肌に入っていくのか?
本当に入っていくのか??![]()
今日は、そんな疑問を肌のしくみから解いていきたいと思います。![]()
皮膚は外界からの物質を防ぐ機能をもつため、
化粧品であれ、薬品剤であれ、その吸収は容易ではありません。![]()
皮膚のしくみでは、表皮においても物質の通過は制限されますが、
経皮吸収の最大の障壁は、角質層です。![]()
女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのステロイドや
ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性物質は、よく経皮吸収されますが、
水溶性物質は経皮吸収されにくいのです。
それは、角質層そのものが疎水性(←水との親和性の小さいコロイド粒子を
含む溶液)であり、水や水溶性物質のバリヤとして働くためです。
また、経皮吸収が可能な分子量は、
500以上では透過速度はかなり遅いと予測されています。
つまり、水溶性が高く、分子量が大きい物質の経皮吸収は
難しいということ。![]()
そこで、一般的に化粧品成分を吸収させるため
促進方法の一つに、
アルコール(エタノール)が化粧品に配合されているのです。
その理由は・・・
①使用感として、肌へのなじみ(親和性)が良くなり、さっぱり感を与える。
②清涼感として、クール感を与え、肌のひきしめ(収れん)効果。
③殺菌作用として、パラベンの減量が可能に。
④溶解助剤として、水や油に溶けにくい成分の溶解。
⑤速乾作用として、速乾性製品のパックや育毛剤には不可欠。
などが配合理由に挙げられます。
また、よく聞く「アルコールフリー」・・・とは![]()
敏感肌を自覚する人の増加に伴い、
製品に対する安心感の訴求ワードの一つに
「アルコールフリー」が定着しています。
このアルコールフリーの“アルコール”とは、
“エタノール”のことで、
高級アルコール(セタノール、ステアリルアルコールなど)と、
区別されています。![]()
つまり、化粧品の場合は、
エタノールが完全に含まれていないことを指します。
ちなみに、セタノールやステアリルアルコールなどは、
ヤシ油、パーム油、牛脂、鯨油から化学的に処理し、
分離精製されて得られる高級アルコール。![]()
皮膚を保護し、滑らかにし、ベタつかない光沢を与えます。
毒性、刺激性のない、安全性の高い素材です。![]()
一言でまとめると・・・![]()
なにかと有効成分が入った化粧品や
複雑な成分による効能を出すためには、
アルコールが不可欠ということ。![]()
肌とよく相談してね・・・![]()
