おはなし

「」←郵便局員さん
()←わたしの心の声
です

「お手続きお待ちの間
アンケート用紙に記入
お願いします
」

'ガン保険について'
(………
)


(え~と、なになに?
'ガンのイメージは…'
イメージも何も絶賛治療中でっせ
)

もう忘れたけど他にも
いくつか質問事項が

全部書き終えお姉さんに渡すと
「ありがとうございます

今ガン保険は入って
らっしゃいますか?」
アム「いいえ
」

「え~、そうなんですか?
今はガンって身近な病気ですよ」
(ええ…めっちゃくちゃ身近ですわ
)

「ガン保険入ってない人の方が
少ないんですよ~
」


(えぇ…あなたの目の前に
ガン保険に入ってなくて
大変な女がいますよ
)

お局局員さんが駆け寄ってきて
「えぇ?入ってないの?
若くても入っておいたほうが
絶対安心ですよ!」
(間違いないですね~
)

「ほら、パンフレットのここに~」
長々と…続く

若い局員さんとお局局員さんとに
あれこれ言われて
気持ちが沈みきったわたし

アム「家でゆっくり見たいので
パンフレットいただいても
いいですか
?」

で切り上げました

局員さんが悪い訳じゃないけど
なんだかモヤモヤ~としたような
ズ~ンとしたような…
そんな気持ちになった
出来事でした


