今日は、味噌ラーメン系が人気のロードサイドチェーン店「くるまやラーメン」さんの看板メニュー「ネギ味噌ラーメン」風の一杯を作ってみました。
くるまやはFC店だけに、すごく美味しいかと言われると回答に窮してしまいますが、ここのネギ味噌ラーメンはまた食べたくなる、クセになる味だと評判です。
管理人も昔何度か食べているので、懐かしくて今日もとても楽しみです。
くるまやラーメンについて
東海より西の地域ではあまり聞き慣れないと思いますが、関東、東北、甲信越など、主に東日本でラーメンチェーンを展開するのが、元祖がっつり系ラーメンを自称する「くるまやラーメン」さんです。
学生時代はサーフィンをやってて、千葉の外房まで行くんだけど、ロードサイドにある「くるまや」は車で立ち寄りやすいから、何度も食べたなぁ。
あら、店長さんって学生サーファーだったのね。
大学生の頃の店長さん、想像できないわ。笑
「くるまやラーメン」の味噌スープは、にんにくが効いててがつんとパンチがあって、海から上がって疲れた身体が欲する味だったんだ。
がつんとパンチのある味は僕も好みなので、きっとくるまやラーメンも好きになれそう。
「くるまや」の「くるま」とは文字どおり「車」のことだそうで、昭和45年の創業時に観光バスを改造してラーメン店を営んでいたのが店名の由来だそうです。
変わった名前だと印象に残りやすいから「ここにもある」「あそこにもある」みたいに、至るところにお店があるってイメージがあるわ。
くるまやラーメンは1997年に会社更生法を申請し、以降は規模を縮小して経営再建に臨んだんですが、それ以前は東日本を中心に500店舗近くあったようです。
今も300店舗近くありますが、以前はまさに至るところにお店があった気がします。
元祖がっつり系ってことみたいですが、にんにくが効いてる他に、どんな特徴があるのかな?
くるまやの味噌ラーメンの特徴ですが、北海道の米味噌に自家製の香辛だれを加え、豚骨や鶏がら、昆布を圧力釜で炊いたスープを合わせてるとのことです。
あとは、くるまやさんらしい味の決め手が落花生オイルを使うところだそうです。
落花生オイルは中華料理やラーメン専門店でもよく使われるオイルで、ナッツ類(※1)特有の香りとコクが出て、料理がぐっと美味しくなるよ。
そんな「くるまやラーメン」さんですが、大人気の看板メニューといえば、今日作るネギ味噌ラーメンなんですよね。
もともと人気の味噌ラーメンの上に、白髪ネギをラー油や豆板醤などピリ辛調味料で和えた辛ネギがこんもり山のようにトッピングしてあるんです。
私は辛いのが大好きなので、早く食べてみたいわ。
(※1)落花生=ピーナッツはいかにもナッツ類を想起させるネーミングですが、実際はマメ科に属しており、分類上はナッツ=木の実とは全く異なります
くるまやの「ネギ味噌ラーメン」風の一杯を作ってみる
では早速、くるまやの「ネギ味噌ラーメン」風の一杯を作っていきますよ。
毎回書きますが、お店の味を完全再現とか、素人がそんな大風呂敷を広げるつもりはなくて、あくまでも見た目と味の雰囲気だけ寄せて、おうちでお店のラーメンを食べたような気分にひたって楽しんでくださいね、というのが趣旨です。
私も毎回言うわ、家でお店のラーメンを食べた気になれれば、それで十分満足なのよ。
それと、くるまやラーメンのFC店は縛りが緩く、ある程度は店舗の裁量が認められているため、スープの味や盛り付けなどは店によって多少違うんです。
だから今日はもう、くるまやラーメンっぽい雰囲気が出てれば十分かなってことで、自ら、ハードルを下げまくってます。笑
麺
多加水中太ちぢれ麺・・・・・170gぐらい
スーパーでいろいろな生麺が売られているので、お好みの麺を見つけて購入します。
味噌ラーメンに合うのはコシがあって黄色っぽい色をした商品で、北海道の西山製麺さんや、菊水さんのものが相性がいいと思います。
スープ
味噌ラーメン用スープ(液体)・・・・・1袋(※2)
赤粒系の北海道味噌・・・・・大さじ2
顆粒 昆布だし・・・・・小さじ1
おろしにんにく(チューブ)・・・・・1cm
おろし生姜(チューブ)・・・・・1cm
落花生オイル・・・・・大さじ1
ラード・・・・・大さじ1/2
炒りごま・・・・・白ごまと黒ごまそれぞれ ひとつまみ
熱湯・・・・・400ml
(※2)今回は菊水の「北海道ラーメンスープ 味噌」を使用
今回は、札幌味噌ラーメンのスープを意識した市販の液体スープ(※2)をベースに、赤粒系の北海道味噌や各種調味料を加えて作っていきます。
今回使う液体スープ(※2)が270mlの湯で希釈となってるので、味噌や調味料などを加える分、400mlぐらいのスープ量とします。
辛ネギ
長ねぎ・・・・・白い部分を白髪ネギ状に切ったもの 1本分
豆板醤・・・・・大さじ1/2
ラー油・・・・・大さじ1 1/2
顆粒鶏がらの素・・・・・小さじ1
長ねぎの白い部分1本分を白髪ネギに切り、10分水にさらしてから水気を切ります。
豆板醤、ラー油、顆粒鶏がらスープの素と混ぜ合わせて出来上がり。
ピリ辛調味料と和えてから時間が経つとネギがしんなりしてしまうので、白髪ネギの水切りまでを事前にやっておき、ラーメンを作る直前に和えるとしゃきっとした状態のまま、こんもり盛り付けることができますよ。
トッピング
せっかくなのでくるまやの「ネギ味噌ラーメン」と同じ具材をチョイスしていきたいと思います。
自家製 豚バラ ロール焼豚・・・・・1枚
辛ネギ・・・・・上記参照 適量
もやし・・・・・軽く味付けして油でさっと炒めたもの 1/2袋
ニラ・・・・・1cmに刻んでさっと炒めたもの 適量
調理工程
丼に熱湯を注いで液体スープの小袋を入れて、丼とスープを温めます。
麺を茹で始めたら丼の湯を捨て液体スープを絞り出し、小鍋に沸かした熱湯400mlにその他の材料を溶いて丼に注ぎ、最後に落花生オイルとラード、ごまを浮かべます。
麺は指定の茹で時間よりかなり短め(写真撮影なども考慮)で茹で上げ、丼のスープに移し入れ、ニラを散らします。
中央に炒めたもやしを盛り、その上に辛ネギをこんもり乗せ、焼豚をもたせかければ出来上がりです。
自己採点
お待たせしました、ラーメン出来上がりました。
盛り付けはもちろん、くるまやの「ネギ味噌ラーメン」に寄せてあります。
どうですか、なかなか美味しそうでしょう。
きゃー、めっちゃ美味しそう!
辛いの大好きなので、トッピングの真っ赤なネギがどストライクだわ。
おーっ、見るからにこってり味噌って感じですね。
これはご飯も一緒に食べたくなります。
まずは丼全体の景色をじっくり鑑賞します。
写真撮影する場合もそうですが、麺がのびるので慌てずゆっくり急いで。笑
丼に顔を近づけると、味噌の香りとにんにくや生姜、落花生の香ばしさも感じます。
もやし炒めのいい匂いも混ざってきて、茹でるより炒める方が正解な気がします。
スープの表面にはラードが浮いていて、くるまやっぽい雰囲気が出ています。
では、スープをひと口いってみます。
いかにも濃厚でがっつり系の味噌スープで、いろんな味がしてとても美味しいです。
辛ネギを少し崩してスープと一緒に口に運ぶと、ネギの香味とピリ辛の風味が味噌と混ざって、これまた美味しいです。
こってり味噌味と辛ネギの相性が抜群なんだよね。
昔食べた味もだいたいこんな感じだったかな。
では、みんな大好き(笑)麺リフト、いきます。
毎回言うけど、僕もコレいつもやってます。
お店の人に「早く食べないと麺がのびるだろ」って苦笑いされるやつですね。
色が黄色っぽくてもっちりした中太ちぢれ麺です。
くるまやラーメンさんらしい雰囲気が、ばっちり出てますねぇ。
それじゃ今日のお店風ラーメンを自己採点するよ。
では、自己採点いきます。
色が濃いめの濃厚味噌スープに表面に浮かぶラード、こんもりと高く盛り付けられた辛ネギが食欲をそそり見た目は95点、辛ネギはもちろん、こってりスープに落花生オイルに中太麺など、くるまやラーメンらしい味に仕上がったので味も90点です。
何度も言いますが、お店の味を完コピしようってわけじゃないので、おうちでお店のラーメンを食べた気になって楽しんでくださいね、というのが趣旨です。
大変美味しゅうございました。
今日もごちそうさまでした