とか言いつつ、面白そうな話だったので。おっしゃることは、ごもっとも。どうも、まぐまぐで有料メルマガを出すので、その導入のような感じらしいんですが、「ブログでは言えない話」なんだそうで、監獄ダイエットについてとか語るんでしょうか。頑張っていただきたいと思います。

起業するという考え方
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10447641082.html
堀江貴文のブログでは言えない話
http://www.mag2.com/m/0001092981.html
 メルマガといえば、isologueの磯崎せんせがタイムリーにもベンチャーキャピタルの決算を読みながら「ベンチャー冬の時代」について語っておるところです。ジャフコとか、IPOによるエクジット時代には光通信やトランスコスモスとならんで未公開株戦線で荒らし回っていたのを思い出すと、つわものどもが夢の跡系の諸行無常を感じずにはいられません。

ベンチャーキャピタルの財務諸表を読み解く(各社決算編)
http://www.mag2.com/lineup/P0007903/

 堀江さんも語っておられますけれども、何気に会社を自分で興して14年目の私の実感からしますと「上を目指すか目指さないかは別として、大企業への就職が必ずしも自己の生活の安定と同義でなくなった現在、自分の力を試すためにも起業は経験しておくべき」とは思います。別に平日にゴルフに逝きたいからとかそういう理由ではなく、自分の力で売上を取り、自分の足で社会に立っている感覚というのは、やはり格別のものです。

 それこそ、ベンチャーキャピタルが大手を振っていてネットバブルが華やかだった時期は、起業をしてIPOをすれば一攫千金、というようなイメージで捉えられることは多かったんですけれども、それ以前に「自分とは何者であるか」や「自分は社会のために何ができるか、必要とされているか」を仕事を通して体感するというのもあります。大儲けだけが、仕事ではないとも言えますし、逆に大儲けをしたいという人も、とりあえず自分の食い扶持だけは確保していきたいという人も、会社を経営する、人を雇う、仕事を自分で作り上げるというプロセスは知っていて然るべきなのかなあと思うわけです。

 逆に、経営にはまったく向いていない人もまたいます。自己実現の手段は、就労や起業だけではなく、最近だと社会起業家のような存在も徐々に生まれてきているので、選択肢はこの迷いやすい時代のなかで充実してきたなあとも思います。良い就職口を見つけたくてもなかなか巡り合えない状態であるこんにち、浮き沈みや毀誉褒貶はあれども自分の足で立つ努力というのは何事にも替え難い精神なんじゃないかなあと。

 まあ、誰かに雇われて働く、というのがまったく向いてない私が言ってもしょうがないんですけどね。ただ、たくさん会社ができるなかで、3年継続できる会社は全体のほんのわずかであると聞きます。就職活動をして働き先が見つからずに無職期間を作ってしまうリスクと、自分で仕事を興して夢叶わず失敗してしまうリスクと、きちんと見極めて自分が起業に向いているのかどうかは考える必要があると思いますね。やはり、自分の周囲に会社を辞めて何をするのかと思ったらいきなり起業して、退職金はたいて何かしょーもない製品を作ってプレゼンに来る場合もままありまして、その後消息不明というか友達レーダーから消えることも多いんで。

 起業に夢を見るタイプの人は、堀江さんのメルマガでも読んで面白がるといいんじゃないでしょうか。私は読まないけど。