ゴールデンウィークの仙台入りでストップしていたジオラマ製作もぼちぼち再開することにしたが、次のステップはコインスナックの建家に進むことに。上写真は島根県のコインスナックに行った時のものだが、元々はドライブインだった建物だったらしく恒久的な造りになっていた。イメージとしてはもう少し簡易な雨避け程度の建家(物置やカーポートの延長みたいな感じ)にしたいので大まかなプランを考えてみた。
これは会社の倉庫の実物写真だが、H鋼やC型チャンネル材、角パイプなどの組み合わせによるユニット構造なので実物大ストラクチャーとも言える。当初は具体的なイメージが浮かばなかったが、これを参考にすればイケるのではないかと思い材料を調達してみた。
H鋼は当初プラモデル用の材料を探したがスケール的に合うものが見当たらず、帯状にカットしたプラ板を張り合わせて作るしかないか、と思っていたがしつこく探していたら内装ボードなどを押さえるレールがイケそうなのでこれを流用することにした。幅が上下で違うため広い部分はカットしてH型に。
この手の構造物は土間のコンクリートを打つ時にアンカーボルトも埋め込み、乾いたら柱のベースプレートと結合するやり方が一般的なのでジオラマもそう見えるよう極小ビスとナットで再現してみた。

角部分には斜めブレス(筋交い)もセット。実物にも使われているが、ジオラマ製作では補強にもなるので再現した。
なお、重量のある構造物の斜めブレスにはこのようなターンバックルによってテンションをかけるのでコレを再現するべきか悩んだが、軽量鉄骨などのターンバックルは袋ナットのようなものになっていたので作例のような再現にとどめた(2枚目写真参照)。
奥のテーブルを置くスペースにはサッシ窓をはめ込んでみた。今は仮組み状態だが、アクリル板か透明プラ板をはめればそれなりに見えるのではないかと思う。枠は角プラ棒やコの字型のプラ棒の組み合わせ。当初はアルミシルバーで塗装したが、イマイチ見栄えがしないのでスモークグレーを吹き付けたらそれっぽくなったような気がする。
天井部分には蛍光灯を取り付けたいのでこちらも自作した。台座も角棒と三角材を張り合わせたらわりとそれらしくなった。蛍光管は透明プラ棒を使うつもりだったが、白色プラ棒の地色そのままにして両端をシルバー塗装ののちクリアーを吹き付けたら蛍光灯っぽくなった。リアルさを追及するなら蛍光灯を点灯させるのだが自分にはそこまでできませぬ。
大体の骨格は見えてきたがこれはかなりの大きさのジオラマになりそうで、完成しても置き場所がないのではないかという気もするがそれはまた考えるとしませう。