5月のゴールデンウィークまで1ヵ月を切り、帰りの新幹線の切符を購入したので予約するものはこれで全て終了した。今回は5月1日夜に広島駅前のビジネスホテルに前乗りし、翌日午後に仙台入り、その後北上しながら7日に撤収とした。当初は昨年行きそびれた浪江町方面にも行くつもりだったが、現地でお会いするブロ友さんとの日程があってまたしても先送りとなってしまった。

〈往復の移動手段〉
 今回も例によって新幹線での移動となるので最寄り駅にある「みどりの券売機」で乗車券や指定席券を購入したが、最近は「みどりの窓口」も減少傾向にあるという。窓口を利用していた頃は駅員さんに要項を記入した用紙を渡すとすごい速さで端末に列車番号や座席位置などを打ち込み、場合によってはより早い乗り換えなどを提案してくれる人もいたことなどが思い出される。相次ぐ窓口閉鎖の事情も踏まえて自分もネットでの予約も考えたが広島~仙台間だとJR西日本とJR東日本にまたがるため予約サイトが別々になるなど色々複雑になりそうなので結局今の状態に落ち着いている。乗り鉄マニアなどの人から見れば随分アナログなことをしていると思われるかもしれないが、個人的には「乗車券」を持っている方が安心できるしスマホを紛失した時のリスクを考えると今ひとつ踏み切れない所がある。
 アナログと言えば列車の乗り継ぎや時刻を調べる時はやはり冊子の時刻表が見た目で分かりやすいと感じる(空席状況はJRのサイトで検索するが…)。考えてみれば山陽・東海道~東北新幹線と地元在来線のダイヤが分かればいいので分厚い時刻表を買うのはもったいない気もするが、旅の気分を盛り上げてくれるアイテムではある。ちなみに今回の時刻表の表紙写真は地元の芸備線(備後西城~平子間)でした。
 余談だが、当時の手帳を読み返していると2011年8月に初めて利用した東京発11:08のやまびこ245号は二階席だったが、東北新幹線の二階建てはこの時が最初で最後となった。


〈現地での宿泊〉
 今年のゴールデンウィークの予定は3月半ばに目処が立ったのですぐに宿泊施設の予約をしたが、やはり5月3~5日はどこも込み合っているのか選択肢が限られてしまった。という訳で今回はビジネスホテルが殆どで民宿の類いが押さえられず、夕食は趙弩級とはいかないだろうけど志津川の研修施設「いりやど」は地産地消メニューになると思う。また、「いりやど」はいつもなら畳の部屋に当たるのだが今回は別館のベッドルーム(↑上写真)となった(個人的には畳の部屋に布団をひいて寝る方が慣れているが)。



〈現地の移動手段〉
 三陸の沿岸部を公共の交通機関で移動となるとかなりの制約となるので自分はいつも仙台のトヨタレンタリースでレンタカーを調達している。新幹線を利用するならJRの駅レンタカーを利用すれば安くなるのかもしれないが、営業所の場所や手続きなどの勝手が分かっているので2011年8月に利用して以来ずっとお世話になっている。また、トヨタレンタリースは車の入れ替わりが早く、ニューモデルに乗れるのも気分が変わって楽しい。車種は特に指定しなかったがおそらく今回もヤリスではないかと。



〈現地での行動〉
 東日本大震災以降三陸沿岸を訪れるにあたりこれらの記録や犠牲者の追悼をずっと行ってきたが、明治29年並びに昭和8年の「津波記念碑」については今回も昨年カバーできなかった場所について現地調査を予定している。また、地域の風習や郷土史なども何か記録できればと思っているので博物館や郷土資料館などをいくつかピックアップしておいた。
 訪れる場所が多いのは良いことだが「訪れることが目的」になってスタンプラリーのようになっては本末転倒なのでその辺りは臨機応変に行きたいと思う。



 ↑気仙沼港に寄港した漁船(2024年5月撮影)