旅の楽しみのひとつに食事があると思うが、三陸に行くなら地元の海産物を食すのがスジと言うものではあるまイカ。今回はその点十分楽しむことができたと思うがそれらをいくつかピックアップしてみた。オッサンの食べたものを記録したブログに需要があるとは思えないが、何かの参考になれば幸いです。
↑ビジネスホテルは朝食付きが殆どなので食いっぱぐれはないと思う。洋食バイキング形式が多いが、最近は和食メニューやカレーを出すホテルも増えてきたように感じる。ルートインだとビジネスホテルでありながらサンマのつみれ汁とかご当地メニューがあったりするのでありがたい。繁忙期だと朝7~8時代が混み合うので早めに行って済ませるのが吉かと(体育会系の団体とかち合うと混雑したり料理の提供が追い付かないことも…)。ホテルによっては部屋のテレビから混雑具合を確認できたのでそちらを参考にすることもあった。
↑仙台入り初日はホテル近くのラーメン店でも行くか、と思っていたら夕方の混み合う時間帯だったのでホテル前のセルフ食堂(半田屋)に決定。何を食べたいか思い付かない時もセルフ食堂なら見ているうちに自然とおかずに手が伸びてくるしお値段がリーズナブルなのも嬉しい。ただ、半田屋はご飯の盛りが「普通」で大盛に近いレベルなので少食の人は「ミニ」にした方が無難かも。
余談だが、半田屋で支払いをしていたら財布のチャックがイカれてしまい、どうしたものかと思っていたら隣にドン・キホーテがあったので急遽現地調達する羽目に…。
↑志津川の研修施設「いりやど」で夕食付プランを予約すると地元の食材を使ったメニューが供される。魚介類だけでなく、野菜類やお米も地元産を使っているのである意味贅沢な話である。自分は普段ご飯は一膳しか食べないが、ここではご飯と豚汁をおかわりしてしまうくらい米と汁モノが美味い(※今回は豚汁だったが汁モノは色々バリエーションがあり)。
なお、今回は台風の影響で水揚げが無く、メニューも限られた食材によるものだったらしいがそれでも充分満足できるレベルだと思う(この時は1泊2食付の和室プランで8800円)。
↑今回一番の超弩級メニューは気仙沼の民宿だった。こちらもやはり台風の影響で生ホヤや鰹などが調達できなかったとご主人からお詫びされたが何を仰いますか、な豪華メニューである。刺身盛り合わせにマグロのカマ煮、焼き牡蠣、サンマのつみれ汁、フカヒレスープやマンボウの刺身など盛りだくさんである。野菜も奥様の自家製で漬物も同様。この日は夕食に備えて昼食は食べなかったがそれでもどうにか完食できるボリュームなので少食の人は厳しいかも。料理について高評価は間違いないが、民宿のご夫婦や同宿した方との歓談もまた楽し。
↑気仙沼のソウルフード、クリームサンドは食料品店などで購入できる。今回はピーナッツクリームとブルーベリークリームをゲトしたが他にレモンクリームもあった気がする。小腹が空いた時やおやつにどうぞ。
↑相馬市の松川浦(浜の駅)では「漁師のまかない飯」をオーダー。せっかちな漁師さんが早く食べられるものを、と始めた料理と言われており、そのためか注文してからいくらも待たずに供された。今回はご飯の上にめかぶやイクラ、サイコロ状のイカとマグロ?が乗っており、具はその時によって変わるらしい。そのまま食べてもよいが、寸胴鍋に用意されている出汁をかけて豪快に掻き込むのが漁師流か。味噌汁の味噌も地元産の味噌を使用しているとのこと。
↑帰りの新幹線の昼食用にと仙台駅であなご飯を買ってみた。東京駅の乗り換え時に買うこともできるがラインナップは仙台駅の方が自分には好みである。タレで蒲焼きにしたあなごがメインのシンプルな駅弁だが、あまり運動をしない移動日はこのくらいのボリュームがちょうどよかった。いつもなら行きは広島駅で朝食用の駅弁を、東京駅で昼食用の駅弁を調達するのだが今回はイマイチ食欲がなかったのでコンビニおにぎりだけで充分だった。
夕食付の宿泊施設はよいが、近くで店を探さなくてはならない時は土地カンのない旅先だと苦労する時もあったりする。検索サイトで目星をつけたりするもののクチコミ評価もどこまで信用してよいのか悩む所ではあるが、雰囲気の良い店や料理の美味いお店に当たれば旅の思い出のひとつになるはず。逆にハズレを引き当てることもあるがそれはそれで話の種だと思うようにしている。幸い今回はそうしたことも無く、課題の収穫も色々得るものもあったので三陸まで出かけた甲斐があったと言える。