先月のゴールデンウィークに宮城県の山元町から岩手県大船渡市まで巡ってきたが、振り返ってみると今回の三陸再訪は何か得るものがあっただろうか?という疑問が拭えなかった。自分は本来ガチガチのスケジュールで動くのが得意ではなく、良く言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりなことをやってきた。今回も結局宿泊地やレンタカー、指定席券の予約意外は特に何も決めず仙台入りしてしまったので自省する結果に…。
 現地でブロ友さんと歓談したり旧門脇小学校を見学したことは個人的に得るものがあったが、何か消化不良や片手オチの感は拭えなかった。震災直後は目に入るもの全てが記録の対象であり、保存すべき事柄だったが今となっては震災直後の惨状を残す光景も消えつつある(記者のような取材力や目のつけどころがあれば良いのだが…)。行くからには「大人の修学旅行」的な探求も必要であり、それにはある程度下調べも必要なことを今回改めて痛感した。という訳で盆休みの再訪に向け見るべき所や訪れたい場所を色々ピックアップして取捨選択中である。





↑以前神社と津波の関係について興味を持ち、実際に現地で神社をいくつか訪れてみたが、やはりこうしたフィールドワーク的な目的を持って現地を回った時は漠然と三陸に足を運んだ時より何かと記憶に残っていることが多い。また、地元の方々から話を伺う機会が多ければ多い程得るものもあるが、そうしたきっかけやタイミングを掴むスキルも考え直すべきなのかも知れない(自分はどちらかというとクチ下手)。ただし人によっては震災のことを思い出したくない人もおられるだろうからその点は格段の配慮を忘れてはならない。

 ※ここまで色々書いてはみたものの、自分がこれまで現地で記録したものが何かの役に立つとか貴重な記録になるとは思えないが、今後も自分なりにできることは可能な限り続けて行こうと思っている。