昨年末に完成させたアオシマのプロボックスだが単に飾っても見栄えがしないのでやはり働く自動車は何かのジオラマにした方が面白いと思い、色々思案したが比較的製作が楽そうな道路工事のジオラマにしてみた。


 まず1/24スケールのフィギュアが必要になってくるが、このスケールはオネーチャンのフィギュアばかりで現場作業員のキットは皆無だった(※1/35スケールならハセガワからリリースされていた)。しつこく探していたらタミヤからラリーメカニックとドライバーのフィギュアがあったのでこちらを改造して作業員に転職してもらうことにした。


 幸い会社には工事用品や安全グッズのカタログがあるので必要なページをコピーして参照とした。工事看板は縮尺を計算して写真光沢紙にコピーすれば手軽にリアルなものが量産できる。


 とりあえず2名を作業員に転職していただいた。反射ベストはワイヤーメッシュをベスト型に切り抜いて張り合わせ、細切りにした蛍光イエローのテープを巻き付けたらそれっぽく見えるようにはなったような? レーシングスーツやツナギはポケットを追加したり襟を加工後は作業服っぽい色に塗装すればらしくなった。作業服の生地は綿やナイロンが多いのでつや消しコートを塗布。ヘルメットはパテ盛りしてカタログを参照に削り出し。「作業員の服装」は普段仕事で見慣れているので「らしく」作ることができたと思う。


 小物色々。看板はプラ棒で枠を作ってコピーしたものを張り付ければ簡単に雰囲気を出すアイテムになる。三角コーンと矢印板はパトカーのキットに入っていたものを再利用。道具箱とノートパソコンはラリーメカニックのキットに入っていた。


 ベースはいつものように#200の布ヤスリを張り付けてアスファルトを再現。番数を変えた布ヤスリをつぎはぎすると舗装を部分補修したパッチに見えるのではないかと思う。ベースがもう少し広ければマンホールの蓋も自作したいところ。歩車道境界ブロックは実寸を縮尺してスチレンボートで自作。アクセントで黄色ペイントとキャッツアイも追加。ブロックと路面の間には雑草が生えることが多いので100均の苔などを植えてみた。最後に轍の跡やホコリが溜まったような雰囲気を再現するためウェザリングパステルのサンドイエローやグレーを刷毛で路面に配色。

 室内撮影なのでリアルさはないが、これから規制をかけて片側交互通行にするシチュエーションを再現してみた。片交ならソーラー信号機や点滅灯なども欲しい所だがあまりごちゃごちゃするとカオスな状態になるやも知れないのでとりあえずこれにて終了。次は92レビンとインプレッサのWRカー(ラリージャパン仕様)に取りかかる予定。余ったラリーメカニックのフィギュアはおそらくインプレッサにリクルートされるだろう。