アオシマのプロボックスは完成したもののそのままではイマイチ面白味がないのでちょっと手を加えてみた。何がいいか思案した結果、トレーラーや長物運搬のトラックの先導や殿(しんがり)をする車にしてみた。


 まずルーフに載せる回転灯はパトカー用のパーツがあったのでそちらを流用するつもりだったがクリアパーツが初めから赤で成型されていたのでアクリル板を削り出して製作する羽目に…(※赤色灯は緊急車輌以外取り付けてはいけない)。型取りをして複製するという手もあるが自分にはそのスキルが無いので積み重ねたアクリル板をヤスリでひたすら研磨。


 形を整えたら細かいペーパーやコンパウンドでまた磨く。キズが分からなくなったらクリアイエローとオレンジを混ぜて塗装すれば出来上がり。後になって気付いたのだが、アオシマのプロボックスは国交相の道路パトロール仕様も発売されているようで、そちらを買えば苦労しなくてすんだのかもしれない。orz


 車体に貼る文字はワードでそれっぽいものを作って写真用光沢紙にプリントアウトすればオケ。最近の業務用車は車体に直接企業名などを書いたり貼ったりせずマグネットでペタッと付けているだけの車も見かけるので光沢紙の厚みが逆にリアルかも(まあウチのパソコンではデカールが自作できないという事情もあるが…)。



 文字部分をカットして貼り付けたらこうなった。企業名は架空の会社だがもうちょっとセンスのある名前にできなかったかね。(笑) 「ドラレコ録画中」は文字が入り切らなかったので単に「録画中」だけ。



 建設関係の車がピカピカなのもどうかと思い泥やホコリのウェザリングを施してみた。タイヤ回りはウェザリングペーストのマッドイエローを、ホコリはパステル粉のサンドイエローを使ってある。マッドイエローは粘りのあるペースト状なので綿棒などで泥がハネたように散らしてみるとリアルになるのではないかと。パステル粉は広めの筆で撫でるとホコリが積もったようになった。ガラス部分はワイパーアームの動きを考えてマスキングシートをカットし、パステル粉で撫でた後はがすとワイパーの跡が残る。このやり方はラリーカーや戦闘車輌などにも応用できる技である。ウェザリングは普段から実物を見てどのような場所がどのような汚れ方をするかをヒントにすればリアルさが増すと思う。以前の自分は見境なくウェザリングをやっていたのでただの小汚ないモデルになってしまい、お母んに「たまには掃除しろ」とラリーカーを雑巾で拭かれたこともあった。(笑)

 あとは気力があればフィギュアを改造してジオラマっぽくしたいところだが今年中に完成するかは分からんなあ。( ・д・)