先日プラモの材料などを調達しに模型店へ行くと近くの広場で「呉ご当地キャラ祭り」が開催されており、話の種になるかと思って足を運んでみた。このご当地キャラ祭りは2018年に発生した西日本豪雨で甚大な被害を受けた呉を励まそうと全国のゆるキャラが集結したのが始まりだという。近年はコロナ自粛等で中止や規模縮小などトーンダウンしていたが今年は規制なしのイベントに復活したようだ。時間の都合で目についたゆるキャラしか撮影していないが、土/日の参加キャラを合わせるとかなりの数が集まったと思われる。
↑島根県の公式キャラクター「しまねっこ」はかわいさもあって会場でも人気者だった。頭に乗っているのは出雲大社で、猫と神社のキメラなのだろうか。しまねっこはホームページや各種広報、地元の名産品などでよく見かける「くまモン」のような存在。
↑ステージ脇で出待ちの「大根ちゃま(右)」と「くれこ(中)」、「やまと(左)」。大根ちゃまは大田区非公認のご当地キャラである。練馬区なら大根を名乗るのは分かるが、大田区と大根の関係がイマイチ分からない。
「くれこ」と「やまと」は海上自衛隊の呉総監部が隊員から募集したデザインを元にキャラクター化したもの。このキャラは地元民の自分も知らなかった。
↑知る人ぞ知る「呉氏」(※ゴ氏ではない)。直球ストレートな外観ではあるがダンスのレベルはかなり高く、イベントやプロモーション映像などではキレキレの踊りを披露している。因みに自分は呉氏Tシャツを持っているので三陸入りした時着ているが、分かる人には分かるらしい。
自分はアイコンに「ホヤぼーや」を使わせてもらっているが、残念ながら三陸でゆるキャラに会ったことはない(宮城県の物産展でむすび丸とオクトパスくんを見たことはあるが)。そもそも「ゆるキャラ」という呼び方はみうらじゅん氏が提唱したのではないかと思うが、自治体や企業のちょっと的外れな(勘違いした)キャラクターをネタ的にイジったのがきっかけだったと思う。それが今やひとつのエンターテイメントとして成立したのは当時から見れば隔世の感がある。何はともあれ今やイベントやビジネスに欠かせない存在となったが今後もゆるキャラは増え続けて行くことだろう。