景色の良い場所で食事をするというのは気分転換にもってこいだし心身共にリフレッシュされるような気がする。景色が良ければコンビニ弁当でも美味しく感じると思うが温かい物を作って食べるというのはまた格別である。必要な道具はメニューやこだわりなどによって変わってくると思うが自分が日帰りで使っているものを掲載してみた。
↑まず食器類などの細々したもの。中が仕切られたトレイは品数が多めの時に使用するが、なるべく洗い物をしたくないので鍋から直接食べることの方が多いかも。鍋が金属製なので箸やフォーク類は木製品を使っているが焦げ付きを剥がしたり食材をひっくり返すのはお好み焼き用の小型コテを使用。
缶切りはあまり出番がないがハサミはパッケージや野菜を切るのに使う頻度が多い。
生モノや生鮮食品はコールマンの保冷バッグに。凍らせておいた保冷剤を入れておけば日帰りには問題ないと思う。
↑水関係は左からウォーターバッグ、テルモスの魔法瓶、二重のサーモカップ。以前は水の携帯に2リッターくらいのポリタンクを持参していたが、空にしてもかさばるしどうしてもポリエチレン臭があるのでこちらに変えた。中身がなければぺちゃんこになるのもウォーターバッグのいい所である。テルモスの魔法瓶は夏なら冷たい飲み物、冬ならホット飲料を入れておけばかなり持つ。サーモカップも同様の理由で使っているが熱い飲み物をいれても手や口が火傷することがない。
↑鍋類は左からフライパン、カップ、メスティン(コッヘル)。四角いメスティンは20年くらい前に購入したが未だに現役。当時のコッヘルと言えば丸型が一般的だったが、パックご飯を温める時やカバンに入れる時のパッキングに不都合だったので角型を探して購入。浅い方は本来蓋だが鍋つかみを追加したので鍋代わりにも使えるがアルミ製で厚みがないため炒めモノをすると焦げ付いてしまうのが難点か。
中央のカップは本来米軍や自衛隊の水筒とセットになっていたものだが色々使える便利グッズである。フライパンはメニューであらかじめ炒めモノを作る予定があれば持って行くのだが最近は出番がない。
↑加熱器具色々。黄色いボンベのガスストーブは手軽に着火や消火ができるのでアウトドア初心者はこちらをオススメする人が多い。小型の方は登山用に使っていたが火力も充分だった。
タンクとバーナーが分かれているのはガソリンストーブで、着火に予熱や加圧が必要なのでワンタッチ点火とはいかないが燃料費が安いことや火力が強いメリットがある。ただしホワイトガソリンは引火性が強く、生ガスが漏れたり着火に失敗すると火災の危険性があるので注意が必要である。また、これらのストーブに鉄板や大鍋を乗せて使用するとボンベが加熱して爆発する危険性があるためやってはならない。
中央の四角い箱状のものはポケットストーブで、バックアップ用に持参している。中に固形燃料を入れて点火、上に鍋を乗せればお湯を沸かしたりできる。固形燃料は純正の「エスビット」が市販されているがホームセンターの社外品を使った方が割安ではある。左はしのアルミ板は風よけの風防。
↑折り畳み式のミニかまど+上に乗せる鉄板。こちらを購入してからは炙り焼きや焼きモノはこれを使うようになった。目が離せる料理はこちらを使うが、焼き魚や焼き鳥などは網で、ソテーやムニエルは鉄板と使い分けている。
↑ミニかまどに使う固形燃料類。ゲル状と固形のアルコール、圧縮炭、豆タン、チャコールブリッグなど。最近の固形燃料は手軽に着火できるが、火力は木炭が一番強力で安定していると感じる。ホテルの鍋料理などに使われる青い固形燃料も火力が強いものの長期間放置しておくと揮発などで劣化するため使いきる分だけ購入した方が良いと思う。ゲル状アルコールは燃えている火の中に継ぎ足すと逆火、炎上するのでこちらもやってはならない。
暑い季節はさほどではないが、寒い時期に熱々の料理を食べるのはまさに至福のひとときと感じる。最近はアウトドアやソロキャンプがブームになっているが、その一方でゴミの不法投棄や山火事、キャンパー同士のトラブルなども問題になっている。我々は自然を利用させてもらっているという謙虚な気持ちを忘れないようにして欲しいものである。