先週近くのディーラーに出していたセリカの車検が終わったので引き取りに行ってきた。懸念していた高額なトラブルも特に無く、今回交換したのはバッテリーとワイパーゴムくらいだったので総額13万円程度で逆に拍子抜けしてしまった。今回はどうなるのか費用の見通しがつかなかったためゴールデンウィークの仙台入りは見送ったがこれなら行っても支障はなかったなァ…という気もした(まあ結果論ではあるが)。
とは言うもののそれ以外にダンパーの老化を指摘されていたので交換の見積りをお願いした所、パーツ代と交換工賃で34万円余りとなった。さらにセリカはフロントサスペンションがスーパーストラット(※註1)という特殊な形状をしているため加工が必要になり、加工代は不明という。純正パーツはとうの昔に廃版となっているため社外品しか選択肢がないのだがスーパーストラット用のサスは社外品でも限られてしまうこともあり今回は見送ることにした。
自分がこのセリカを購入して16年、走行も10万km(車両そのものは走行19万km余り)以上乗っているので愛着はあるし乗っていると知らない人から声をかけられることもある。自分にとって「乗って楽しい車」なのだが嵩む維持費やトラブルへの不安を天秤にかけるといつまで乗り続けられるのか分からない。ただ、本当に手放す時はギリギリまで走らせてやろうと思っている。それにしてもライトポッドが無いとすっきりし過ぎてのっぺらぼうのように感じるのは自分だけだろうか。
※註1…スーパーストラットサスペンション
大まかに言うとマクファーソンストラットとダブルウィッシュボーンサスの「いいとこ取り」を狙った形式。構造が複雑で重く、競技ではセッティングが出しづらい、ラフな路面ではジョイント部分に狂いが出るなどのデメリットが露呈したためセリカ系やレビン/トレノ(AE101)などに採用されたにとどまった。下イラスト、オレンジ色の部分が特徴であるキャンバーコントロールアーム。社外品のストラットに交換する場合はこの部分を切断して新規パーツに溶接しなければならない。