プラモデルを製作して完成すると写真撮影をする人も多いと思うが、自分の場合はスケールモデルが多いので屋外の自然光で撮影するようにしている。ジオラマも屋外撮影の方がリアルに見えるのでそうすることが多い。


 ↑カーモデルを屋外撮影する時、直接地面に置くとコンクリートの凸凹や石コロなどが巨大に見えてしまうのでベニヤ板などに#200~400くらいの布ヤスリを張り付けたベースを使っている。これだと1/24スケールならアスファルトのように見えるので重宝しているが、もう少し小さなスケールなら目を細かい布ヤスリにすれば釣り合うはず。


↑ガチャガチャのフィギュアに「この世界の片隅に」のすずさんがあったので自宅裏の段々畑を再現してみた。真夏の日中のような日差しだと明るさが強烈過ぎて影の部分が潰れるのでやや曇りの方が撮影に適していると思う。また、夕暮れ時の撮影はドラマチックな写真に仕上がるのではないかと。



↑廃車置き場のジオラマはセピア調にするとノスタルジック感が出るかと思ったがベースが小さいため端が写ってしまう。




↑被災地から撤収する自衛隊車輌をジオラマで再現したもの。背景の電線は実際のものなのでフォトアプリで消すこともできるが逆にリアルっぽいのでそのままにした。信号機も極小LEDを仕込んで点灯させたので見栄えに影響したのではないかと思う。写り込んだ背景の建物などはフォトアプリでぼかした。



↑アウトドアのジオラマは建物が写ってしまうとまずいので近くの林道みたいな所で出張撮影した。山の木々も季節によって色が変わるのでそうした所も屋外撮影のメリットと言える。



↑カーモデル単品の撮影は例のベースを敷いているが、これならアスファルト路面のように見える? また、撮影するアングルは実車を見るくらいの目線で撮影すれば違和感が無いのでは(※普段実車を上から見下ろすことはあまりないと思うので)。


 ※昔のフィルム式カメラを使っていた頃はプリントしてみないと出来映えが分からないし接写するにもレンズを交換したりアダプターを使わないとできないこともありプラモデルを撮影することは殆どなかった。今はスマホやデジカメで手軽に撮影できるし後から様々な加工ができるのでいい時代になったものである。今回はリアルさの面から屋外撮影のメリットを書いてみたが、きちんとセッティングしたスタジオで撮影するとどうなるのか興味は尽きない(適当に作ると雑な作りがモロに目立つだろうなあ)。