震災以降三陸を訪れるようになって今年で12年となる(※2020~21年はコロナ自粛で休止)。何度も旅を重ねると持ち物もバトルプルーフされてくるが、今回持参した物の中で「定番」になったグッズをいくつか取り上げてみようと思う。



↑盆休み期間は猛暑と被る時期なので熱中症対策はできる限りの備えで臨んだ。まず外を歩く時は帽子が欠かせないが、夏はツバの広い「ハット」を愛用している。左端の帽子は「ジャングルハット」として米軍が採用しているアイテムで、コメカミの辺りに蒸れ防止の通気穴がある。
 右上は「ジャパニーズ・ハンディ・ファン(扇子とも言う)」で、空調のない場所(駅のホームなど)で使用。
 右下は冷却関係のグッズ。熱さまシートはファーストエイドキットに入れているが今回は出番なし。逆にその右の冷感ウェットシートはかなり使った。汚れや汗ふきなどは通常のアルコールティッシュなどでもいいが、これはひんやり感が続くので蒸し暑い時には欠かせない。右端のスプレーはシャツなどに吹き付けるとスースーするので日中や寝苦しい時のクールダウンに重宝した。
 写真を撮り忘れたが、テルモスの魔法瓶も常に持参している。ペットボトルの飲料はすぐに移しかえておくと冷たい飲み物がいつでも飲めるので夏場はありがたい。特に夜は意外と喉が渇くので枕元に置いておけば安心である。


↑記録関係はメモ帳とICレコーダー、デジカメとミニ三脚を持参。メモ帳は無印で普通に売られているものだが、ボールペンはノックすると強制的にインクが送られるタイプなので最後まで使いきれる。
 ICレコーダーは現地で貴重な証言があれば記録するようにしているが今回は出番なし。ラジオ機能もあるので災害時に役立つかも。
 デジカメは容量を気にせず撮影できるし後で引き延ばしする時はスマホより画質が劣化しにくい。現在使用中のオリンパスTG-6は防水・耐寒・耐衝撃性を備えたタフな機種なのでラフな扱いでも無問題(※限度はあるが)。GPS機能もあるので撮影場所を忘れても後から検索できる。


↑ベストのポケットやウエストバッグの中の細々したアイテムの一部。線香と数珠は現地の追悼施設などにお参りすることがあるので必携。そうした場所は風が強く、通常のライターでは線香に火が着きにくいため右のポケットバーナーとセットにしている。
 DCMが自社ブランドで発売している充電式ミニライトは小型ながらかなり明るく、クリップやマグネットが付いているので様々な所に装着可能。ちょっと手元を照らしたり暗い場所を歩く時など応用範囲は広い優れもの。
 右端のポケットツールはパッケージを開封する時くらいしか出番がなかったが親指サイズなので持参しても苦にならない。


↑袋関係はこちら。左上は衣類を圧縮する袋で、チャックを閉じて端から巻いていくとワンウェイバルブから空気が抜けてコンパクトになる。だだ使っているうちにどこからか空気が入って元に戻ってしまうことがあるのでそうなると買い換えるようにしている。
 右上のジップロックは色々使い道があるのでいくつかサイズを用意しておくようにしている。
 下側、黒とブルーの袋は防水バッグで、本来は濡らしたくないものや逆に濡れてしまったものを入れるのだが旅行中は風呂に行く時の着替えを入れるのに使っている。


 旅に何を持って行くかはいつも頭を悩ませる事案だが、旅慣れてくると不要なアイテムは自然と振り落とされていくと言われる。その辺りは人によって様々な考え方があるから「正解」はないし、合理性より「こだわり」を優先させる人もいると思う。自分が使っているアイテムが他人の参考になるかどうかは分からないが、話の種程度に目を通して頂ければありがたいです。皆さんは旅のこだわりグッズや定番アイテムをお持ちでしょうか?