こちらはもう梅雨明けしたんじゃないかと思わせる猛暑日となり、家でゴロゴロするのも不健康なので久しぶりに県北へ行くことにした。思えば年明けからデイキャンプっぽいことをしておらず、ゴールデンウィークもセリカのバンパー修理などで潰れてしまったので本当に久しぶりである。前夜のうちに道具は積み込んでいたので朝のラッシュが始まる前に自宅を出発した(自分は山歩き時代からの癖で早出早帰が基本)。


 国道から分かれること数10km、川を遡り最後の集落を過ぎれば人や車が通ることも殆どない静かな場所を一人占めできる。日向はさすがに暑いが木陰の下に入れば川からの風が結構通るのでしのぎやすかった。


 さて、今回のメインは途中のスーパーで購入したワニの切り身である。これまでに何度が触れたが、ここで言うワニとはアリゲーターやクロコダイルではなく鮫を指す。県北のスーパーでは鮮魚コーナーで普通に売られており、昔ほどではないにしても未だに需要はあるようだ。これまで山陰産のものしか見たことが無かったが今回調達した切り身は宮城県産だった(気仙沼産?)。


 刺身という手もあったが今の時期は食中毒が怖いので鉄板で生姜焼にしてみた。市販のタレを使えば失敗はないと思う(左側の2つはポテト)。


 今日のメニュー。ワニの生姜焼にかき揚げうどん、仁多米おむすび、ほうれん草のごま和え、岩手県産茎ワカメ。

 ↑井之頭「うどんがあればおむすびはいらなかったな。炭水化物がダブってしまった」

※肝心のワニの味であるが、特にクセはなくマグロステーキと言われても分からないかもしれない。



 今回の鉄板焼きには炭を使ったが、完全燃焼させるよう片付ける時間を逆算して量を調節した。灰は冷ましてから缶などに入れて持ち帰り。「自然に還るだろう」と安易に棄ててはいけない(炭や灰は簡単には分解されない)。また、火災の危険性もあるので取扱いや始末は充分すぎるくらい徹底して欲しい。今ではキャンプ場などでも直火は原則禁止と思っていた方がいいだろう。



↑帰りにたまたま見かけた神社に立ち寄ってみた。普段は無人だが神楽殿みたいな建物があったので祭りの日などは地元の人たちで賑わうのではないかと思う。御神木もかなり大きなものだった。

 それにしても海の日に山へ行くワイはどんだけヒネてんだよ(山の日は三陸海岸へ行くんだが)。

 〈おしまい〉