昭和の時代は幹線道路沿いやドライブインなどに麺類やハンバーガーなどの自販機がよく設置されており、ツーリングを始めた平成の初期頃までは利用する機会も多かった(↑上写真は現役のコインスナック)。しかし各地にコンビニが普及するとこれらの機械も次第に減少し、機械そのものも部品の供給打ちきりなどで修理不能になったものも少なくない。また、生モノは食品衛生管理者の絡みや賞味期限などの煩わしさもあって継続するメリットが無くなったと思われる。
近年ではニチレイが冷凍の焼きそばやチャーハンなどを内蔵のレンジで加熱する自販機がパーキングエリアや休憩所のような場所に設置されていたがこちらも現在は撤退したそうである。こうしてフード系自販機は一部のレトロ機を残すだけとなり、風前のトモシビッチさんになるかと思われたが意外なことに例のコロナ禍で復活の兆しを見せているという。地元でもそうしたフード系自販機がいくつか設置されていたのでチェックしてみた。
※なお、狭義の意味合いで「フード系自販機」というと調理済みの食品を販売するものを指すので今回紹介する自販機は単なる「食品販売機」とのご意見もあるかも知れないがその点はご了承頂きたい。
パンから酒の肴?鍋物の材料など価格やバラエティーも様々(どちらかというとお土産アイテムか?)。地元のお店で提供されているメニューを販売していると思われるが、ビジネスホテルの部屋で小腹が空いたら加熱してつまんでみるといいかも知れない。
さて、こうした無人販売店は買う人の良心によって成り立っているが、最近は防犯カメラを設置しているにもかかわらず料金をごまかす、商品を根こそぎかっぱらうという犯罪が横行している。人の善意をせせら笑い犯罪に走る輩には厳罰を下すべきだと思う。
※以前はパチンコ屋やスーパー銭湯の休憩所にパンやお菓子の自販機があったようだが、現在はどうなっているのだろうか。皆さんの周りにレアなフード系自販機があれば情報をお寄せ下さい。