70~80年代はアメリカのテレビドラマやハリウッド映画をよく見ていたが、当時のアメリカは憧れの対象であり、自分も日本とは違う文化に釘付けになったガキンチョの1人だった。主人公のキャラクターがメインなのは言うまでもないが、それに負けない存在感をアピールしたのは「劇中車」だったと思う。今更ながら手持ちのミニカーでそれらをちょっと振り返ってみた。
「ナイトライダー」は手持ちになかったのでトランザムで勘弁して下さい。劇中のナイト2000はAIによる自立・運転サポート機能を持ち、車そのものもかなりのパフォーマンスを持つ「ドリームカー」であった。ジャンプの時などに使われた「ターボ」スイッチは過給圧を瞬間的に上げるスクランブルブーストみたいな機能だったのだろうか? ナイト2000のナビゲーション・検索機能は当時「未来のテクノロジー」という感覚だったが、現在では殆どの車にカーナビが搭載され、ある程度の会話も行えるのだから技術の進歩は凄まじいものである。そう言えばナイトライダーが放送されていた頃、左右に流れる赤いシーケンシャル・フラッシャーランプを付けている車をよく見かけたものである。(笑)
主演のデビット・ハッセルホフは数年前にB級映画「アナコンダ3」に出ていたが、それを見た時何とも複雑な気分になった人は少なくないと思う。
話は逸れるが、時々町で「旧車會」なるヤンキー集団が我が物顔で走っているのを見かけると、インターセプターで蹴散らしたくなるのは自分だけではあるまい。
ここでは省略したがマックイーンがサンフランシスコで派手なカーチェイスを繰り広げたフォード・マスタング(ブリット)やバニシング・ポイントのダッジ・チャレンジャー、バニシングin60のラストでボロボロになった黄色いマスタングBOSS?、そしてスポーツモデルではないけど「激突!」でタンクローリーに煽られたプリマス・バリアントなど色々思い出される。最近は映画やドラマで車が目立ったのはワイルドスピードのダッジ・チャージャーや60セカンドのマスタング・コブラくらいしか思い浮かばないが皆さんはどうでしょう?