今回ジムニーを使ったジオラマを製作したのだが、眺めているとやはり人物(フィギュア)がいないとイマイチではないか?という感じがしてきた。食事の準備はできているのに人だけが忽然と消えたようなジオラマはやはり不自然に見える。自分はフィギュアの塗装や製作があまり得意ではないので積極的に自作することはないが、ジオラマに何かドラマ性やストーリーを持たせたいならあった方がいいかなと思って一体製作してみた。



 という訳でアメリカ兵を改造して渓流釣りに興じるオッサンを作ってみた。元々は湾岸戦争のジオラマ用に作っておいたが結局ジオラマは塩漬け。ヘルメットを取り外してジャングルハットに交換、アーマーベストはポケットを追加してフィッシングベスト風に作り替え。背面にガスマスクケースを取り付けたらウエストバッグみたいに見えるような気が…。右手はライフルから釣竿に持ち換えさせた。竿は伸ばしたランナーを曲げ、釣糸も伸ばした透明ランナーを接着。スケールを考えるとこの釣糸はロープのような太さになってしまうがあまり細くするのは限度があるし、見映えを考えてデフォルメということもアリかなと思ってこのままにした。
 一応顔も塗装したが例によって目や顔の表情の再現が上手くいかず、サングラスをかけてごまかした。最後に墨入れと艶消しコートを吹き付けて出来上がり。



 位置を色々仮据えしながらジオラマとのバランスを思案、流木に足を乗せるようなポジションに決定した。先に据えていたワンコもとなりで見守るような感じに見えなくもないか。

 今回のジオラマはいつか日を改めて天気のいい日に屋外で撮影しようと思う。そうすればもう少しリアルに見えるのではなかろうか。