ランチア・デルタ完成後に手をつけ始めたランサーエボリューションⅦ WRCがどうにか完成した。今回はタミヤのキットということもあってストレート組みだが意外と手間取ってしまった(梅雨入りで吹き付けができないのが痛かった)。このキットの購入は10年くらい前だったと思うが、発売は2002年頃ではないかと思うので初期生産ロットならかなり時間が経っており、そろそろヤバイかと思い手をつけた次第。
前作のデルタほどではなかったが、やはりデカールの劣化があり、ストライプの部分などは引っ張るとプッツリ切れたりするなど難儀した。また、馴染みも悪くマークソフターがなければペラペラ剥がれそうになったのでキットを寝かしておくとロクなことにならないと痛感。
シートベルトはデカール再現なのでハセガワやビーマックスのような手間はいらないが、WRカーの複雑な車内や足回りなどをタミヤはキッチリ再現しているため塗り分けで意外と時間を食ってしまった。最近は細かい塗り分けなどが厳しくなってきたのでラインテープやデカールシートを切り出して貼る方が早いしきれいに見えると思う。それでも細かい塗装ミスやパーツの紛失などがあって「やっつけ仕事」になっている感は否めない。まあ完成後ケースに入れてしまえばしげしげと眺めることもないのでこれで完成したこととする。
積みプラもどんどん組み立てて減らしていこう、と思っているのにディスプレイケースを買いに行ったら模型店でブルーバードSSS-R(U-12)を見つけてしまい、つい買ってしまった。こうして賽の河原の如くゴールラインは先へ先へとズラされていくのである。モデラーでもある石坂浩二さんも大量のプラモデルを自宅にストックしているが、本人も「生きている間に全て完成させることはできないだろう」と話しており、誰しも同じようなことをやっているようだなあ。