今日は仕事で安浦町市原地区に行く用があった。市原地区は西日本豪雨で消防団員が犠牲になるなど甚大な被害を受け、地域は3日あまり孤立した(住民はヘリで抽出)。写真の辺りは本来なら田植えの終わった水田が広がっているはずなのだが、現在は雑草の生えた荒れ地となっている。ここでの再建を断念して地域から離れた人もいると聞いた。
この付近も以前はまとまって民家があったはずだが現在は更地が目立つ。基礎の跡からかつてそこに住居があったことを想像できるくらいである。災害発生からまもなく2年になるが、付近はようやく本格的な砂防工事が始まった。
西日本豪雨が発生して2年あまり経過するとあの惨事を思い出させるものは殆ど見かけなくなった。ともすれば「喉元過ぎれば熱さを忘れる」気分になっているのではないかとすら思えてならない。本格的な梅雨入りを前にして再度命を守る行動を見つめ直して欲しい。
「災害は誰にでも平等に降りかかる」





