2016年11月に公開された劇場版アニメ「この世界の片隅に」は当初上映された劇場は限定的だったが、その後上映館を徐々に増やしていき、現在まで各地でリバイバル上映を続けるなどのロングヒットとなった。前作も多くの人から高い評価を受けたが、予算などの関係でカットせざるを得ないシーンもあった。
今回封切りとなった「この世界の~さらにいくつもの~片隅に」では遊女のリンさんとのエピソードなど40分を新たに加えたディレクターズカットとも言える。本作品は戦時中の日々を描いた作品なので批評は様々だが、平和の尊さとか戦争の理不尽さなどと言ったものだけでは留まらない様々なメッセージが込められていると思う。見る人の世代や男女など様々な目線によって感じるものは違ってくると思うので他人がどうこう言うよりとにかく見て何かを感じて欲しい作品である。



↑すずが上長ノ木と朝日町を行き来する時に通る澤原家の三ツ蔵の前の小道。




↑左側の赤い建物は元は海軍の福利厚生施設で、集会所と言われていた。作品中ですずと周作はここで待ち合わせをしている。集会所は現在使用されていないが、映画の公開に合わせて下写真のパネルなどが掲示してある。片渕監督とこうの史代さんの直筆メッセージもあり。

https://youtu.be/X5hYkH1RsAw
↑のんさんがすずさんに扮したプロモーションビデオがYouTubeにアップされているので興味のある方はどうぞ。