老兵セリカに恒例の車検がやってきた。自分が中古で乗り始めてはや12年、走行も18万km に届くかという所まできたがこれまで致命的なトラブルもなく頑張ってくれている(※ドライブシャフトを1本交換したことはある)。今の人は新車を購入しても最初の車検で買い換えたりするらしいが、自分から見たら理解できんことである(残価設定ナントカの恩恵らしい)。また、以前はエコカーを購入する者は減税対象になる一方、旧車に乗る者は税金が上乗せされるという理不尽な仕打ちにも甘んじてきた。このようなことをされると逆に「誰がエコカーなんぞ買うか!」と頑強に抵抗する不肖・スタリオンめであった。
例のライトポッドや4点ハーネス、ボンネットピンなどはそのままだと車検に通らないので外しておいた。時代が過ぎるにつれてこの手のセリカもますます見かけなくなり、レッドデータブックに掲載される日もそう遠くないだろう。かと言って「ネオ・クラシックカー」ほど旧くないという半端な年式(95年式)ではある。エンジンブローやターボブローといった致命的なトラブルが起きればさすがに直してまで乗らないと思うが、意外にこの車は丈夫らしい(今の車ほど電子化が進んでいないこともある)。それはともかく、自分の車でこの有り様だからコレより旧いセリカに乗っているオーナーさんの苦労は察するに余りある。自分はオーナーズクラブとかには入っていないが、たまに町でセリカを見かけたりすると「同志フルシチョフ!」(←意味不明) などと声をかけたくなるのである。