今日はこれまで訪れたことがなかった坂町の災害現場から修理の依頼があったので行ってきた。国道を右折し、山側へと上っていくと道路こそ普通に通行できるようになっているが、土砂が流れ込んだままの家や大規模半壊で1階が素通しのようになった家など未だ災害の爪痕が生々しい。自分は坂町の山側については土地勘がなかったこともあり、このような惨状は想像していなかった。間もなく発災から3ヵ月になるが、復興とは程遠い現状を目の当たりにすると被災者の心中は察するに余りある。
作業も終わり、自分が修理したバックホウの担当者である災害NGOの代表者と話をしたのだが、この地区もまだまだ大変だと言われた。「自分も休みには何かお手伝いができれば、と思うのですが…」というと「毎日の仕事が大変でしょうからそれは仕方ないですよ」と言ってもらえたのには救われた思いだった。