しかし2型も保存期間や強度の問題が解決されて1型の調達終了に踏み切ったと思われる。これ以前に赤飯や沢庵の缶詰めが供給終了になるなどその兆しはあったようだ(※赤飯については被災地に赤飯を持ち込むことは失礼にあたる、というのが理由らしい)。
2型も当初はマルちゃんのパックご飯のような四角いビニールパウチだったが、現在はサ〇ウのご飯のようなトレイパックに切り替わっている。なお、戦闘糧食は大量のご飯(※缶メシなら約2合、パックご飯なら2個で1食分)を食べなくてはならないため、おかずの味付け(塩分)が濃い目になっている。訓練時や作業中ならよいが、そうでない時や食の細い人には食べきれないという問題もあるようだ(パックご飯なら1つを残すことができるが、缶メシは開けたら最後)。また、被災者に配る時は高血圧の人に注意しなくてはならないだろう。自衛隊では1度採用したものを簡単には変えることはないが、時代の流れには戦闘糧食も改変せざるを得なかったということか。
※参考文献並びに掲載写真:ワールドフォトプレス・毎日新聞