


しかし列車に乗り遅れそうになっても下から「待ってくれ~!」と叫ぶと運転士さんが待ってくれた、というエピソードがあります。そもそも三江線は1日に4便しかダイヤが無く、慌てる必要がないのかもしれませんが。





宇津井駅は本来の計画なら設置されなかったのかもしれません(※その辺りの経緯はよく分かりませんが)。しかし地区の住民にしてみれば頭上を列車が通過しているのに乗車できないのではたまらないことでしょう。兵庫県にある余部(あまるべ)鉄橋そばの餘部駅も同じような理由で設置されたのではないかと思います。こちらもホームへ行くには下から山道のような連絡通路を登らなければならないようです。(※余部鉄橋は現在撤去され、コンクリート橋梁に架け替えられています)
三江線は車を運転できない地域の高齢者にとっては唯一の公共交通機関とも言えますが、典型的な赤字路線でその存続が常に危ぶまれています。三陸鉄道のように乗らなくても支援できる方法があればよいのですが…。
なお、宇津井駅の高架橋は冬になるとライトアップされ、岩手の「銀河鉄道」を思わせます。こちらは新たなイベントとして定着しつつあるようです。