アメリカの失業者の増加が止まった。

これ以上の好材料はそうない。もちろん来月からの新規失業者数については注意する必要があるが、ここからはそう悪化するとは思えない。時期を見て、出口の議論が出る素地ができたと考えていいだろう。数ヶ月の観察期が必要だろうが、来年は出口議論が紙面を賑わすのではないかと思う。

出口とはもちろん利上げも含まれる。CPIの動向が今後の鍵になるだろうか。そうなると、ドル円についても底堅い展開が見込まれる。金曜日は一気に円安が進んだので、来週はもみ合いか、やや円高があって結局は円安になるといった展開を予想。週明け一旦ポジションを利確して、その後の円高局面で最終的なポジションを取る戦略を取りたい。

株についても、円安の進行とセンチメントの改善で、大幅高の可能性まであると思う。もしここから下げるような展開があれば、最後のチャンスかもしれない。ただ、そんなチャンスを与えてくれるかどうか。

個人的には仕込みの時期は終わったと考えて、来年からはキャッシュを少しずつ増やしていく予定。これからは、急落時だけ買い向かうという戦略に変更しようかと思う。長い上昇期では、じり上げ、急落を繰り返すのが普通である。