私は2026年3月に3年固定の個人向け国債(税引前1.39%)を買っています。現在、9月の売り出しが1.96%まであがってきています。これの損益について計算してみました。計算上、1000万円を買った場合で試算してみます。また、税金は20%(実際は復興税でもう少し多い)で計算します。
まずは、2029年3月の満期までで計算してみます。2026年9月までの半年間の配当が、55,600円(税引き後)になります。9月まで我慢していた場合はこの額が機会損失分になります。2029年3月の満期までに受け取る配当は333,600円です。これに対して、9月の国債だと、2029年3月までで392,000円になります。その差は6万円、全体の1000万円の0.6%程度になりました。
9月の国債の満期2029年9月までで比較するとどうなるでしょうか。これは、2029年3月に満期を迎えたものを、新たに3年固定を買いつないで計算します。例えば、2029年9月に利回りが2.2%になっていたとすると、2029年3月からの半年間の配当は88,000円です。それを加えると、2029年9月までに受け取る配当は421,600円、9月の国債を買った場合の470,400円との差額は5万円を切るくらいになりました。結局、9月まで待つことによって、待ったことによる機会損失と、将来の利回りの上昇を半年間逃す機会損失がそれぞれ加算されるため、利回りが上がりきるまで待てばよい というだけでは最適解にはならない となります。なお、この計算には、9月まで待機していた資金に対する普通預金の利回りが考慮されていないという差が広がる要素、3年後の利回りが2.2%より高いと差が縮まるという要素があり、参考程度となります。
では1.96%の利回りが半年後に何パーセントになっていれば、今買っても半年後に買っても配当受取額が同じになるのでしょうか?仮定として、3年後の利回りが半年後と変化していないとして計算しています。そして出た答えが2.352%です。半年後の売り出しでこれよりも利回りが低いなら、今買っても損はしません。実際には3年後の利回りが2.352%より高い可能性はかなりあるので、その場合は、この利回りの水準はもう少し高めの設定になります。その場合、より早く買った方が受取額が高くなる可能性が高まります。
買い時が難しい個人向け国債の買い時判定の一つの考え方だと思います。